第4話〜教師生活2日目〜

ちょっと間空きました

出来る限り更新頻度は毎日にしますが、たまに間が開くのはご了承ください


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教師生活2日目、今日も頑張るぞ!

今日の午前は算数を教える予定だ


「さて、まずは九九を覚えようか‥」


この世界で掛け算が出来るのは総じて上流階級で一般階級は足し算もままならないらしい…

ともかく四則演算のレベルを現代日本レベルにする事を目標にした


午前が終わりお昼時間


「あのー、大和さんはいらっしゃいますか?」

「はい、ってソフィアさん!どうしました?」

「えっとお婆様からの言伝で、大人向けの学校を検討してほしいと」

「大人向けですか…」


聞けば僕の学校はまだ2日目ながらなかなか村の中で高評価されているらしい

うーん…まだ試験段階だったけど、この村自体の教育レベルの向上を目指す上では絶対に必要だし…


「大人向けに教育をするのは大丈夫なんですけど、ちょっと待ってもらえませんか?」

「了解しましたお婆様にはそう伝えておきます」


うーん、色々やる事が増えていっている

ひとまず午後の魔法の授業が終わったらエルダさんのところに行くか


そして授業が終わった放課後


「エルダさん!いらっしゃいますかー?」

「はい!いらっしゃい大和さん、今日はどうしました?」

「ちょっとご相談があって…」

「相談ですか?どんなものですか?」

「今度の会議で僕は他の種族に対して魔法を使わない技術の提供を申し出ようと思っています」

「魔法を使わない?それって人族の技術という事ですか?」

「人族の技術がどれほどかは分かりませんが、僕が知っているものはより高度なものだと思います」

「確かに、魔法に優れている私たちならともかく他の種族は魔法が苦手な種族が多いのでかなり助かると思いますが…その、本当にいいのですか?」

「はい、僕が考えているのは生活レベルを上げて長耳族を中心とした大陸連合国家を形成して人族に備える事です。その過程でこれは絶対必要な事です」

「大陸連合国家ですか‥確かに200年も経っているのですから いつ人族が来てもおかしくはないですね…」

「まあ当分先の僕の野望ですよ…とりあえず今度の会議で技術提供の提案をして少しずつ認めてもらうのが先ですね」

「そうですね…」

「すぐには決断出来ないと思います、でもあまりゆっくりもしてられないのも確かです…」


僕の計画というか野望は話した

あとはエルダさんの決断次第だ


僕はエルダさん宅を後にして、宿舎建設予定地に来た


「さて、今回はどんなのを作ろうか‥」


隣の自分の家は和風で作っているからそれに合わせて旅館風で作ってみるか…


「旅館といったらやっぱり温泉だよなー…ここら辺にあるかな?」


最近重宝している魔素ソナーで探してみると地下に熱湯があるのを見つけた


「そのままだと熱そうだから冷まして風呂にしよう」


計画が出来たらあとは魔法でゴリ押しだ

現実世界でも専門家真っ青な強固な高級木材をふんだんに使用した旅館があっという間に出来ていく


「さてだいたい出来たけど温泉どうやって上に持ってこよう…」


魔法でもいけると思うが、技術提供の見本にポンプを設置する事にした

ポンプといっても自分の知っているのは手押し式だったので耐熱を魔法で付与して完成した


「よし、あとは中の家具とかかな、これは僕の家と同じでいいか…」


あっという間に外装内装共に最高クラスの旅館が完成した

大和の辞書に自重の2文字は無い…


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