第2話〜1期生入学式〜

いよいよ今日が僕の大和魔法魔術学校1期生の入学式だ

といってもエルダさん曰く4〜5人くらいらしいけど、まあ最初だし細々とやっていこう


「大和さーん!」


といっているとエルダさんが5人の耳長族の子供達と一緒にやってきた


「おはようございますエルダさん、その子達が?」

「はい今日からお世話になる子達です。みんな自己紹介を」

「はーい!うちがミファーだよーよろしく先生!」

「エルヴィスですよろしくお願いします」

「…エリィ…よろしく…」

「俺はバジマ、よろしくな!」

「私はエリスと申しますよろしくお願い致します」

「はい、僕がみんなの先生の西川大和です。これからよろしく!」


その後詳しく自己紹介してもらった所

明るく陽気な女の子ミファー

運動は得意だが勉強は苦手らしい

落ち着いた秀才タイプの男の子エルヴィス

こちらは逆に勉強が得意で運動は苦手

静かで不思議な女の子エリィ

あまり話せなかった事もあり分からない

ただ、魔法は一番素質がありそう…

体育会系のガキンチョ、バジマ

意外にも運動だけでなく勉強出来るらしい

そして清廉で礼儀正しい女の子エリス

一番精神的に成長していそうだ


さて、今日はまずは入学記念に魔法補助の杖と制服を贈る事になっている

昨日の夜せっせと徹夜して作った自慢の一品だ

制服には“物理無効”、“魔法無効”、“自動修復”、“回復力向上”などといった付与がされている


「よしみんな!これが制服と杖だから明日から毎日着てきてね」

『はーい!』


今日は入学式と制服配布だけだったので一旦解散した

さて、明日からあの子達を教えていくわけだがその前に‥


「エルダさん!いますかー?」

「はい!今出ます」


エルダさんの家に訪れた


「ごめんなさい忙しいのに」

「いえいえちょうどひと段落した所だったのでそれでどうしました?」

「実は近々ノリナト大陸の各種族の長が集まって会議を開くのですが、今回の開催地がこの村でして良かったら大和さんも参加してみませんか?」

「え?僕がですか?」

「はい!私今回大和さんの学校に各種族から留学生を募集しようと思っていて、学校の説明をぜひお願いしたいのです」

「僕でよければ引き受けますけど…あまり自信はないですよ?」

「いえ、大和さんなら大丈夫です!」

「分かりました。ところで会議があるなら聞いておきたいのですが…」

「はい!なんでもどうぞ」

「この大陸にはどのような種族が住んでいるんですか?」

「あー、そういえばまだお教えしてませんでしたね、いい機会なので教えますね」


エルダさん曰くこの大陸には、


大陸中央部旧星降りの森の外れに住む耳長族

これはエルダさんたちの事だ

大陸北方雪原地帯に住む人狼族

寒い気候を好んでいて、そこそこ人口も大きいらしい

大陸南方平原地帯に住む犬人族と猫人族と兎人族

この大陸で最も人口が多く国とまでは行かないが農耕牧畜が盛んらしい

大陸西部山脈地帯に住む鬼族

高山地帯に村を築いているらしい、ちなみにものすごく強い

大陸南東部密林地帯に住む鳥人族と森鬼族

2族共存の意識が強く鎖国状態だが会議には来るらしい

ちなみに森鬼族は鬼族の派生種族と言われており見た目は肌の黒い鬼族

大陸南東部沼地地帯に住む蜥蜴人族

この大陸唯一の水田文化がある!

大陸南方10キロ沖にあるノリナト等には人魚族がいるらしい

ただ交流はないとのこと


「総じて言えるのはどの種族も人族から逃れてきたという事です。なので会議の際には大和さんに厳しい言葉が飛ぶかもしれません‥」

「いえそこに関しては大丈夫です、認めてもらえるように頑張ります」


意外と多種族なんだな

ちょっといいことを思いついたこれについても会議で提案しよう


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