第2章〜I am magic teacher〜

第1話〜大和魔法魔術学校〜

第2章スタートです!


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教師としての活動が明日に迫った

今日はエルダさんに連れられて学校予定の建物まで来た


「こちらが学校予定の建物です、少し古いですが大きさなどは問題ないはずです」

「そういえば生徒は何人くらいになるんですか?」

「えーっと…確か4〜5人くらいですかね」

「えっ!少なくないですか?」

「まあお試しというのもあるんですが…一番は耳長族は他の種族に比べて子供が少ないんですよね」

「そうなんですか…分かりました、それで何を教えればいいんですか?」

「まずは魔法について、おそらくその過程で色々教える必要があるでしょう?」


確かに、僕方式で魔法を行使するためには現代科学の知識が不可欠だ

それを教える過程で数学なども教えることを考えれば相当時間が要る


「軽く見積もってもかなり時間がかかりそうですけど…」

「ふふっ、私たちには時間だけは沢山ありますから大丈夫ですよ」


まあ小学校から高校までの12年は寿命1000年以上の耳長族からすれば些細な時間なんだろう

さて取り敢えず明日から算数と魔法の基礎を教えるとして

次は個人的な魔法に関しての話だ


「実はちょっと魔法に関して試したいことがあって、上手くいけばこれも学校で教えたいんですよね」

「ん?どんなことですか?」

「魔法を簡単に他者に伝えて行使させれる方法なんですけど」


そう魔法を教えるとなって、イメージに依存している既存の魔法は教えるのに不便だった

現実の教育は教科書としてシステム化されたものを誰が教えても同じように伝わるようにされていた

ならば、魔法もシステム化するべきでは?と思った

そんな時ふと魔法陣を活用できないかと考え、火を出す魔法を定義してみた


「ファイア」


僕がそう呟くとライターくらいの炎が出た


「ん?普通の火の魔法…ではない!」


そう僕は今何もイメージしていない


「魔法陣を作る要領で火を出すことを定義しました僕はこれを魔術と呼んでいます」

「うーん…実は人族の間で言う魔法というのは大和さんが言う魔術と同じようなものなんですよね」

「えっ!そうなんですか」


正直少し驚いた、この世界の文化レベルでシステム化の概念が出現しているとは思っていなかった


「ただ…」

「ただ?」

「人族の魔術はあくまでイメージの補助なんです、なのでイメージは多少必要で…大和さんのとはとても違います」

「魔術について意見をくれませんか?正直耳長族の皆さんだけならあまり必要はないと思うんですけど」

「いえ、かなり使えます、発動キーを記憶していけば本能的に魔法が使える…おそらくですが気力の消費もかなり抑えられるはずです…つまりほぼ無限に魔法を行使できるのと変わらないんです」


我ながらなかなかえげつない物を作ってしまった


「ちなみに魔術を学校で教えても問題ないですか?」

「ええ!ぜひお願いします、ソフィアにも通わせて学ばさせます」

「分かりました」

「そういえば大和さん、学校の名前は決まってますか?」

「名前ですか?」

「ええ、通常だと大和学校とかになると思うんですが」

「うーん…」


名前かー魔法を教える学校…やっぱりあれしかないな


「では大和魔法魔術学校でお願いします」

「分かりました、では明日からよろしくお願いします!」


こうして大和の教師生活が始まろうとしていた


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