流れ星レボシのカケラの秘密

夜桜🌃🌸

第1話「アイニキタヨ!」

「おやすみなさい母さん」


「おやすみなさい、いい夢見てね」


おやすみを告げて真っ先に窓を開け、外を眺める高校3年生の柏崎真間(かしざきしんま)は、凄く昔からハマっていた事があったそれは流れ星を見ること。


流れ星は滅多な事じゃ見れない特別な星。そう今日は、流れ星が見れるとニュースでやっておりこっそりと寝る前に窓を開け夜空を眺めていた。


(あぁ……流れ星は一瞬で消えてしまう。だったら、起きれるその時までに今日この星空の中に流れ星に出逢いたい……)


と真間は、心の中でそう願った。その時だった。キラリと光る物が見えた。そうそれは流れ星だった。


「僕の願いが叶ったんだ! カメラカメラ!」



と、ドタバタしてるうちに、



「もう寝なさい! 真間!」



とお母さんの声がすると同時に流れ星はシュンっと消えた。



「はっはーい……💧」



と、ドンヨリと共に布団に入り眠りについた。



チュンチュンチュン…



ピピピ……ピピピ



「んっん…もう朝か。学校の自宅しないと。ふわぁ……」



大きなあくびをしながら、服に着替え、下に降りる。



「母さんおはよう、あっ父さんも帰ってきてたんだねおはよう」



「おはよう、真間、朝ご飯できてるから早く食べて顔を洗って歯磨きや髪を整えてから学校に行くのよ」



「あぁ、おはよう真間」



この2人の紹介を忘れていたね、僕の母さんの柏崎芽志奈(かしざきめしな)とても優しくて料理が得意。父さんが仕事から帰ってきた途端二人ともラブラブなので凄く僕の前でイチャつく、そして僕の父さんの柏崎透(かしざきとおる)父さんは僕と同じで、流れ星やら星座何でも星のことなら大好きなお父さん。



そして今日の朝食は、ご飯に、鮭とキュウリとキャベツのおしんこに、豆腐とワカメのお味噌汁だった。



「いただきます」



まずは温かいお味噌汁を飲みながらテレビのニュースを見ると、昨日の流れ星のニュースがやっていた。



「深夜に、流れ星が落ちてきて消えた後に数分後に同時に夜とは思えないほどの発光を照らしたという……」



ニュースを聞いていると、流れ星は何処かに落ちたらしい。でもその時僕は寝てたからその光は見なかった。



「ごちそうさまでした」



急いで顔を洗い、歯磨きをして、髪を整え、玄関に向かいドアを開け振り向き



「いってきます」



「行ってらっしゃい真間」



と、父と母が2人で言ってくれた言葉と共にドアを閉めた。



歩く中空を見ると眩しい太陽に照らされ今日も良い天気だ。



ドタドタドタドタドタドタ!!!



急にドタドタドタ走り音がする。



「シンマーーーー!」



そして僕の名前を呼ぶ声とともに前を向くと



ぎゅっ!



「シンマ!アイニキタヨ!」



「えっ?」



見知らぬ幼い少女に、抱きつかれその少女はニコニコしながらシンマの顔を見上げる。



「えっ、君誰? なんで僕の名前を!?」



「ナガレボシオネガイシタ、ナガレボシ、シンマニアイニキタ!」



戸惑いながら昨日の事を思い出すと昨日の流れ星の事を思い出す。いやでもまさかと思いながらもアセアセしていると



「そういえば! 学校の時間! 」



「ガッコウ?」



「でも、この子どうしよう💦 うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ遅れちゃう💦💦💦」

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