タイトル[己とは何かおのれはどこにいきなにもしたいのか?]
絶望を超越するもの
タイトル[己とは何かおのれはどこにいきなにもしたいのか?]
私たち二人の男と女はいつものように
学校の空き部屋で飯を食いながら話をしていた。
「己とは何かおのれはどこにいきなにもしたいのか?」
「踊れ踊れ何か知ることなく何処に行っても
変わらずに踊り続けろ、ちなみにこれは命令では無い」
「お前は踊りという絶対の芯がある
俺にはそれが無いだから俺という人間は弱い」
「なら踊ってみたらどうだい?」
「踊りならお前に付き合ってもう何年もやっているがもう飽きたよ」
「そうかなら踊りを辞めて己が
芯にハマる何かを探せばいいんじゃ無いのか?」
「それにも俺は飽きたんだ、だから俺は今ここにいるんだよ」
「お前にはここが終点に見えるのか?」
「いやまるで見えやしないさ
俺にはここは眩しすぎる、ここは到達点だ
俺が本来いていい場所では無いだが
ここは気持ちがいいだから俺はいてしまう」
「そうかならそれでいいんじゃ無いのか?」
「えっ?」
「別に芯がなくたって気持ちがいいのならばそれで」
「いやだけれど俺は芯がないのが嫌で
なんて言えばいいのかはわからないけれど
「お前はこの私に憧れているだからだ
だから芯を求めている、だから好きでもない
ダンスを何年も行っているだがお前という人間に
別に芯なんて誰も求めていないしお前はそれを手にすることはできない」
「それはなんで?」
「お前は弱いからだ、才能も無いだからだ」
「俺は何も無い存在だとでも?」
「お前に色々とあるさ、だが芯を手に入れることはできない
お前はここで満足して幸せになれこれは絶対の拒否不能の命令だ」
「………………………………………………そうかならそれを受け入れよう」
タイトル[己とは何かおのれはどこにいきなにもしたいのか?] 絶望を超越するもの @qwertyuiop10025252
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