玄人と素人
野風 菜々
素人と玄人
最近では、あまり聞かなくなりましたが、「
【玄人】
1.技芸などその道に熟達した職業人・専門家。
2.
対義語:
【素人】
1. ある事に経験のない、専門的でない人。特に、職業としてでなくその事を行う人。
2.
対義語:
以上「Oxford Languagesの定義」より
女性と話しをしているとき、
感じたことはありませんか?
わたしは
※ここで言う素人・玄人は、
職業技能や専門知識のレベルでも、
水商売の女性のことでもなく、
恋愛観や結婚観、貞操観(死語?)の
素人っぽさ・玄人っぽさのことです。
例えば、
『一人の男性を複数の女性で共有するような恋愛は、もう二度としたくありません。
私だけを愛してくれる男性と結婚し、
平凡な幸せを噛み締めて、生きていきたいです。』
ネットで見かけた書き込みですが、
これを読んだとき、わたしは純粋さと共に
彼女ような
愛情と独占欲が、表裏一体になった思考回路をしている気がします。
嫉妬することに疲れ果て、
独占欲を捨てたいと願っても、
一体型の思考回路では、
愛情から独占欲を分離するのは不可能…
そんな素人系の女性が三角関係に陥れば、嫉妬に苦しむことになるのは必定です。
「嫉妬」とは、古くて新しい、恋愛の永遠のテーマなのでしょうね。
なんとなくですが、女性の7割ぐらいは
一方、玄人系といえば・・・
これも愛♪ あれも愛♪
たぶん愛♪ きっと愛♪
「愛の水中花」
歌 松坂慶子
歌詞 五木寛之
Wind is blowing from the Aegean
女は海〜♪
好きな男の 腕の中でも
ちがう男の 夢を見る
Uh─ Ah─ Uh─ Ah─♪
「魅せられて」
歌 ジュディ・オング
歌詞 阿木陽子
人物ではなく、昔のヒット曲が2つ、浮かんできました。
(上記の歌手を知らないという人がいたら、是非、検索してみてください!
妖艶な美女の画像を見ることが出来ると思います。笑 )
歌に限らず
・「紙入れ」という艶笑落語の新造
・「とばすものがたり」の二条
・崇徳天皇の母(藤原璋子)
・和泉式部
等々
玄人系の女性の人生はドラマチック。数多くの小説や映画のモデルになっています。
わたしも和泉式部と藤原の璋ちゃんのファンでした。
先ほど、
『嫉妬することに疲れ果て、独占欲を捨てたいと願っても、一体型の思考回路では、
愛情から独占欲を分離するのは不可能…』 と書きましたが、
そんな素人系の女性とは反対に、玄人系の女性の思考回路はセパレート!
薄皮を
時には、嫉妬することを自分に許し、
恋のスパイスにすることも。
その辺はプロフェッショナル!
そこが玄人と言われる所以かもしれないですね!
文芸作品や歴史上の人物に限らず、
玄人系の女性は、意外に多く、
女性全体の3割ぐらいを占めている気がします。
水商売とは無縁な人生なのに、玄人っぽい人も多いから、人って本当にいろいろですね。だからマンウォッチングは面白い!
玄人系でも素人系でも、
人生の中で、その資質が、プラスに作用する局面も、マイナスに作用する局面も、いろいろあると思います。
だから、どちらがいいとか悪いとか、
そういうものではなく
物事は、なるがままになっていく…
善悪にも
祈りや願いにも関係なく
ただ、人生は回り、時は流れていく…
そんなふうに感じています。
そういえば、
修羅場を潜り抜けてみたら、
絶望や見栄や言い訳と一緒に、嫉妬心も捨てていた…
一皮剥けて、
底も抜けて、
素人から、いい意味での玄人に脱皮していた、
そういう感じのする女性を何人か知っています。
ただ、不思議なのは
男性と話していても、また、男性作家の作品を読んでも、
素人系とか玄人系をとか、そういうふうに感じたことは一度もありません。
この男女差は何でしょうね?
男性だって嫉妬するのにねw
( *´艸`)
オレオレ詐欺はあっても、ワタシワタシ詐欺はあまり聞かないのと、同じかな?
玄人と素人 野風 菜々 @fugu2525
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