第2話 契約書

 もううんざりだ!!!!!!!!


 石造りの薄暗い部屋に叫ぶ声が部屋内を反転する。


瑠衣 「何がハーレムだ!何が最弱スキルだ!何が転生だ!!!」


瑠衣 「こんなクソみたいな世界!もううんざりだ!家出してやる!いや!世界出してやるぅ!!」


 そう叫ぶと男は部屋からとある契約書を出した。


契約書


我汝に【世界を越える世界を与える】

この力は世界を越えると言う禁忌の力を汝の体に身体に植え付ける物とする。


汝我に【ーーーーーーーーーーーー】を代償として渡す物とする。



 遡る事一カ月前


瑠衣 「クッソ、何で、何で、俺は律儀に約束の日まで待っていたのに!」


 その日俺は飲んだくれていた理由は簡単失恋だ。俺は幼馴染を勇者に取られた事を悔しく酒場で泣いていた。


 勇者とはこの世界の聖剣に選ばれし青年であるその青年はまた魔王と言われる巨悪の存在を打ち倒さないといけないのである。


その青年に幼馴染を取られた事を現在酒場で泣きじゃくって前見えないほど泣きまくりながら酒を飲み干しいていると。


 「うるさいぞクソガキ」


 どこからともなくそんな声が聞こえる目を擦って顔を合わせようとするが目は擦っても擦っても涙は取れない


 「なんだそんな泣いてるのか何かあったか?」


 俺は涙が取れない状態に焦りながらも何故かベラベラと喋ってしまう


 「おお、そんな事がお前さんも不便だね、、どれそんなお前さんに面白い話をやろうまあ何ジジイの世迷い事だと思って聞いてくれ」


 そっからの内容はよく覚えいる

・この世界には主人公と言う存在が居る事

・この世界は複数ある事

・その世界達を移動できる特別な力があると言う事


「その力、欲しく無いかい?」


 その言葉に自分は背筋が凍った、話の内容自体はジジイの世迷い言のはずなのに何故かその言葉全てに確信が持ててしまうそしてこの提案。


 まるで蛇に睨まれる蛙のような気分であった。


 だがその蛙は今やこの世界などはどうでもいいと思う状態その蛇の誘いに、いい返事をするのは遅くは無かった


瑠衣 「欲しい、です」


そう言った矢先目の涙が一気に晴れて視界が陽光になったそして声の先には一枚の

【契約書】があった。


そこからは早かったあの声に言われたように世界に注目してみたら全部辻褄が合う。

勇者の周りにしか美女が居ないことや例え居たとしても勇者の近くに寄る事。

勇者が絶対に来ないであろう土地なら魔物の被害がむしろ少ない事。

勇者のいく先々に勇者にとって都合のいい事が起こる事り。


 俺は全てを認識し、家に帰りベットに座ると。


瑠衣 「ふざけるなぁぁ!何が【俺?またなんかやっちゃいました?】だ!お前のせいで全部問題起きてんじゃねぇか!!」


そうして最初に戻るわけである。


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