タイトル[水銀は不老不死に人をする?]

絶望を超越するもの

タイトル[水銀は不老不死に人をする?]

俺たち2人の男はいつものように

学校の空き部屋で飯を食いながら話をしていた。


「何故水銀は不老不死になるために

必要なものだと思われていたんですか?

始皇帝は水銀を飲んでいたそうですけれど?」


「先に訂正しておくが始皇帝は水銀を飲んでいたかはどうかは定かでは無い」


「そうなんですか!?」


「墓所の副葬品として水銀が埋められたことは事実ではあるがね

そして何故水銀を飲むと不老不死になれると勘違いされていた

理由は見た目が神秘的だから以上終わりと言う可能性はあるが

実際は水銀を空気中で加熱していくと酸化し酸化水銀になって

固体化します、そのまま加熱し続けると水銀は酸素を遊離して

ふたたび光り輝く液体の水銀に戻ります、この様子をみた古代の学者たちが

水銀には永遠を象徴する霊性があると考えたとしてもまあおかしな事はないが

それに水銀は液体と金属の特性を併せ持つ特別な存在と考えられていた

陰陽五行なんかでも木水土金水と分かれてますよね

この法則に当てはまらない水銀は特殊だっだ

ある意味では自然の法則から脱している存在なので

生命の老いるや死という法則をも変えられる力があるのではないかと考えだ

そして水銀は黄金の材料と考えられていました

錬金術とか錬丹術とかの最終目標は不変の存在である

黄金のように不老不死になることですので黄金を作り出すと

思われた水銀は不老不死の薬にもなるとも考えられていたが

それでは色々とおかしいんだ、本当に水銀を飲んで

不老不死になれるなら昔に水銀を飲んだ存在が不老不死でなければならないし

そもそも皇帝は水銀を自分に使う前に他の人に試すはずなのに何故水銀が

毒であるとわからなかったのかそれには様々な可能性が考えられる

例えば水銀は有機水銀と無機水銀があっておそらく昔の人が飲んでいたのは

無機水銀でこれは別に飲んだとしても体に対して悪影響は

そんなにも出ないから別に毒であると気が付かなかった可能性はあるとしても

何故となるなのでこう考えられる当時の偉い存在を殺したかった存在が

嘘をついて水銀を飲ませた可能性で


「意味わからないほどに長いんでまとめてくれないですか?」


「まとめ?まとめか…………そうだなそれは無理だな

水銀の話をするならまあとてつもなく長くなるぞ」


「ならいいです」


「いいや一度話を聞いたんだ最後まで聞いてもらうぞ」


そう言って彼は無理矢理に水銀の話を聞かせた。

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