タイトル[俺たちの頭の中の妄想たち]

絶望を超越するもの

タイトル[俺たちの頭の中の妄想たち]

俺たち2人の男はいつものように

学校の空き部屋で飯を食いながら話をしていた。


「学校にテロリストが来て

それをこの俺が返り討ちにしたり見たいな

自分のしている妄想を交互に言っていこうぜ!」


「構わない」


「そうかならまず俺から通勤中に脳内で能力バトルを繰り広げて

脳内後輩(凄いポテンシャルの高い主人公)育てて楽しんでいる」


「脳内妄想はバトルシーンや興奮シーンばかり浮かぶ上に

その過程は全然定まってない不完全なストーリーだ


なぜこの男をバトルを!この国や組織のシステムは!


このヒロインとの馴れ初めは!とか全然決まっていないけれど面白いものだ」


「俺は通勤中に音楽を聴きながら脳内でMVを生成して楽しんだり」


「俺は降って湧いた妄想を書き連ねて用語集を作って楽しんだり」


「俺は電車から見える塀の上に忍者を走らせたり」


「妄想だけにするのは勿体無いから

物語を作ろうとして描こうとした

瞬間妄想が霧散して無くなったり」


「俺は好きな作品にオリキャラを入れて

妄想をする
なんだぁ!最近になって出てきた設定と矛盾しまくってる!」


「俺はちょっとかっこいい曲を

聴いただけでオリジナルopを妄想する」


「夜のビル街で繰り広げられる

インフレ異能バトルを妄想するのは楽しい」


「俺のこのオリキャラ達はいつになったら設定が付くんだろうな」


「俺は世界を救った代わりに全ての力を失った

勇者を守るという建前で自分の手から絶対に

離そうとしない聖女の話で涙を流しながら眠りについてるんだ」


「俺は復讐を成し遂げた青年が亡き幼馴染と

交わした約束を思い出して旅に出る物語を描いてる

もちろんメチャクチャ駄文だけれども楽しい」


「俺の考え出すキャラクターは強さ、格、思想、存在感、

そして外連味が含まれている凄い完成度なキャラクター達だまあ

喋り方の引き出しが数パターンしかないと言う致命的な弱点があるんだがな」


「主人公俺が覚醒したぜ、この戦いも終わりだ、その後俺は

凄い数覚醒シーンを繰り返してニヤニヤしたんだその数、数百回」


「世界を救った後に自分の世界から追放された

男が平和な世界で教師として平和を謳歌する妄想クッソ楽しい」


そうして二人のお互いの妄想を一方的に話し続けた。

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