第3話
二階の事務所間取り(一)
二階の事務所は三部屋ある。・・・・・・・・・ここの事務所に行くにはキャバクラとキャバクラの隣のスナックで出来た防犯カメラの無い路地を通って、防犯カメラの無い青いペンキで色付けてあって、古びてカピカビになった急な坂みたいな階段を登る。
そして、やっと事務所の銀の鉄製のドアにつく。・・・・・・・・・どうして銀の鉄製のドアかというと、キャバ嬢が疲れた時に事務所で休むとして、もしそのキャバ嬢のストーカーがキャバ嬢が休んでいる時、鍵を開けて入って来たらどうなるかが分からない。
でもそれなら鉄製のドアにしなくてもいいと思うが、この事務所には鍵では無くカードキーでドアを開ける。そのためカードキーが無ければ入れない。・・・・かと言って安心は出来ない、カードキーを奪われたり、従業員が出入りしる時に入ればいいし、ここのキャバクラの従業員になれば狙った女性男性に近づける。
つまり鉄製のドアには、強そうに見えるだけで、本気のストーカーには何も効かないのだ。半分は仁一の趣味による物だ。・・・・・・・だからここの支店長は仁一の無駄出費にうんざりして居る。・・・・・・だからと言って支店長は無駄出費を否定する事が出来ない、その理由はここの支店の設立時にかかった費用は仁一が出して居る。そしてもう一つ、このキャバクラのアイデアは社長の仁一が考えて居る。
今回の鉄製のドアもこれもアイデアだと言って支店長に鉄製のドアに変えるよう言った。もちろんお金は支店の経費で払った。
仁一はよく言ったものだ、「キャバクラは防犯カメラを少なくしてなんぼだ」その言葉の意味は隠れて金を隠せという事だ。・・・・だからここのキャバクラは防犯カメラが少なく適度に脱税して居る、だが暴力的な事は絶対にしないその理由も仁一の言葉にある、「いつ何時でも、暴力は駄目だ人間として意味のないからな後法律的にバレて捕まりやすいからな」そうは言うものの、脱税をするという意味が分からない社長の仁一だ。
二階の事務所間取り(二)
ここの事務所に鉄製のドアをカードキーで開けると、まず最初に見えるのが、十メートル位先にある、白い、少し端の方がカビが生えてる壁が見える。・・・・・・・・・この壁は、ただ単に設計ミスだ。・・・・・・・・・・・仁一は完璧主義者なので、ここの事務所に設計ミスなど許すはずがないと、支店長を任された、人は思い唾を飲んだ。・・・・・・・だが、仁一は全く怒らず、ただここのキャバクラの支店長にこう言った。「おい、この設計ミスを逆手に取って、金の管理場所とメールやら防犯カメラの管理を行う場所やらキャバ嬢が休む場所で区切れ」この言葉に支店長は、急いで工務店に電話を殺到して、この設計ミスした詫びに設計ミスした壁にドアを付けろ,と言った。当然設計ミスした工務店は無料で、設計ミスした壁にドアを付けた。・・・・・・・・・だから今は、花の勤務して居るお金管理場所は、壁の中に。・・・・防犯カメラやメール(予約,クレーム類)の仕事場は、ドアを開けてすぐ横にある。・・・・キャバ嬢が休む場所は、花の居るお金の管理場所と同じだ。ちなみに、正美,江角,水葉,は防犯カメラやメールの仕事場だ。その経路で行くと、花は独りでお金の管理をして居る。つまりは、お金の動きで少しでもズレがあると一番に疑われるのが花だ。
ここの事務所の中は、ある程度は白の色が綺麗になって居る。その理由は、三ヶ月に一度専門業者がペンキで白に壁塗ってくれる。・・・そのため、数日は花達事務員は、休みだ。・・・・・花達事務員は、この日を楽しみにして居る。
大体、花はこの休みの日は、家で片手に近くのスーパーで買って来たポップコーンを持ちながら、ホラーやサスペンスのDVDをDVDショップで借りるのでは、無く、購入した映画を見る。
正美はこの休みの日は、ショッピングをマッチングアプリで出会った色白のイギリス人の彼氏とする。
江角は、水葉とこの休みの日に、ボリタリングに出かける。・・・・・・この二人は、運良く趣味が合い友達になった。
二階の事務所間取り(三)
ここのキャバクラもそうだが、ここのキャバクラの事務所の壁は防音になって居る。
外の音は全く聞こえない。・・・・・・・・どうしてこの事務所が防音になって居るのかは、また仁一の趣味のせいだ。・・・・・仁一は静かな場所じゃないと安心が出来ない、ただこの理由だけだ。
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