愛が足りない
@himatan55
第1話
やめてえええええええええ
お願いやめてえええええぇ
ホラー映画のワンシーンの様に同じ言葉ばかりを繰り返す愛菜に一瞬苛立った。脚元に目をやるとスタートから覗くその愛らしい太ももを大量の小便が流れ伝って水溜まりを作っていた。
愛菜は壊れてしまったのか?と不安が過った。
茹だるような暑さの中、颯斗は大学のキャンパスから徒歩10分程のカフェ「ソレイユ」へ日差しを避けるように足早に向かった。ここは同じ大学の学生ばかりが集うカフェで、勉強したりネットを使ったりと自由に過ごせた。木造建築で少し昭和レトロっぽい雰囲気で落ち着いた。ソレイユの店長も僕達と同じ大学の出身らしくここは本当に昭和からあるらしい。
アイスティーを注文するとパソコンを開き明日までに提出しなければならない白紙のままの課題を開いた。集中しなければいけないのに頭は1人の女の事ばかりを考えてしまう。
痺れを切らしスマホを取り出すとインスタを開いた。
山咲愛菜
いつの日か彼女のインスタを何度も何度もチェックするのが僕の日課になっていた。
愛が足りない @himatan55
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