第39話 いべんと

【三風視点】


僕たちはゆっくりと歩いて談笑をしていた。最悪、出会ってしまってもなんとかなるやろの精神だ。


ブゥーン…


空から微かに音がした。なんだろう。そう思って見てみると、そこにはドローンが飛んでいた。なんだ…?こちらにカメラを向けてきている。


僕はドローンに笑顔で手を振る。こうしておけば殺される心配もないからね。


「何やってるのら?こんなドローンに手なんか振って。」


不思議そうに聞いてくる。まぁ、特段意味はないんだけどね。


「いや、なんでもないよ。」


また歩き出そうとした瞬間、放送が鳴る。え?またいべんととか言わないでよね?


『えー、2時間経ちましたので、鬼と市民の立場が逆転します。はぁ…疲れた…の運営もあるから面倒くさいんよな…。じゃあ、僕はあっちのゲーム運営をしてくる…あ!良いこと思いついた!ここで、いべんとを入れます!』


おい!なんでやねん!その場しのぎに勝手にいべんとを追加するな!


『そうだな…君たちに希望を与えようか。今から、死んでも、生き返る空間を用意する。そこに、今が合わせて21人だから…7人3グループで行くか。その中で一番になったやつだけが、現世に帰れる。それ以外はゲーム続行な。よし。設定してくるから待ってろ!』


だと…、こいつらは、他にもこんなクソみたいなゲームを行っているのか…?


「ねぇ…こんなゲーム他にもやられてさ…クラスメイトが巻き込まれてたら…」


飛鳥が震えた声で言う。確かに…こんなんに巻き込まれたら、本当に何人死ぬのかわかんないからな…


「皆は…巻き込まれてないと良いね…こんなんを味わうのは僕たちだけでいい…辛くて、痛くて、恐怖も感じるなんて…死んでもやりたくないしね…」


「今やってるけどね。」


「だまらっしゃい。」


コントのようなやり取りをしていると、急に暗い部屋に飛ばされる。えー、まさかこんなに暗い中でやるってわけでは…


『さぁ!ゲームスタートだ!僕はもう一つのげぇむ行ってくる!じゃあの!』


あ…やるみたいですね〜。ふざけんな!


とりあえず、手当たり次第ぶっ殺していけば良いか☆


ん?僕、雷鬼だったよな…雷使えば、なんとかなるんじゃね?体力めっちゃ使うけど…。でも、一応ね。一応、雷は全部覆わないよ?これで自分が動けなくなったら普通にヤバイから。


「【雷鬼】使用。上の方で止まる雷ってできるかな?」


疑問形にして言ってしまったが、上の方がかなり輝き、全体が見える状況になった。


おーおーおー、やってんねぇ…というか、僕たち役職の関係で…


「あぁーっ!終わったぁ!」


僕は嘆くのだった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「あぁーっ!終わったぁ!」


こんちゃ。むぅです。


えー、本当にいべんとを使いました。うん。二日目だから矛盾はしてないですね!大丈夫!え?ネタがなかったからつくっただろ?はい。そうです。まぁ…このあと、いすとりも執筆しときます。


以上!

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