わずか五首ですが、考え抜かれた珠玉の和歌集です。一首一首も素晴らしいですが、五首を並べて読むことで、ひとつの物語として解釈できるところが、また素晴らしい。この情景と詩情の見事な融合は、一人でも多くの方に味わって頂きたいと願います。