家猫目線
kei
家猫目線
人はよく「猫はいいね」と 言うけれど ぼくも食べたい カレーやぎょうざ
私より小さなねこがやってきた ご主人様に甘えやがって
キャットケース 入れられちゃった やな予感 動物病院 連れていかれる
動いてる赤い光を追いかけて 手で押さえたのに 手の上にいる
遊んでよ そう鳴いたのに なでてきた ほんとの気持ち伝わらないな
首の下 鈴が二つも つけられて 虫とか鳥に 逃げられる
人間の 黒いパソコン 上乗ると すぐどかされる 何が悪いの
人の上 乗って寝てたら どいてと言う どいてたまるか 気持ちいいのに
玄関を 出たらどこへ散歩しよう わたなべさんちのお花見に行こ
冬のあさ こたつのすそで ねていたら 足を踏まれた ホント最悪
だっこされ どこいくのかと おもいきや お風呂場行った ホント最悪
洗われてかわかしてたら 仲間きた 洗われたのは お前もなのか
名の知らぬ 人間が来た 隠れよう まだ帰らない お腹が空いた
遊んだら 僕に睡魔が 襲ってきた 起きてたいけど もう目が閉じる
「吾輩は 猫である」と いうセリフ かっこいいなあ 言ってみたいなあ
我は猫 二足歩行の人じゃない 速さ負けたら 名に傷がつく
このテレビ 人とか猫とか 入っている ぼくもこの中 入れないかな
なわばりに 僕のものではないにおい 二軒となりの あいつのにおい
「缶詰めの ふたをなめたら 舌切れる」 そういうけれど そんなことない
窓枠の 狭い隙間に 飛び乗って 青空歩くクモつかまえた
家猫目線 kei @Rio_mj
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