物価と儲け
読む前に告知を最後に投稿のこと書きました。読んでもらえると助かります。
次の投稿の予約出来たら、消します。
冒険者ギルドを出てから1分ぐらい歩くと通り過ぎた市場に帰ってきた。
「アレク、夕飯は何を食べたい?何なら、玩具を1つ買ってあげるわよ」
これは、ギルドであった会話を忘れさせる為に話題を作ったか?
「そうですね・・・昼食がパンとサラダだったのでお肉食べたい」
「お肉ね、そうね、昼食のこと考えると夕飯は、少し豪華にするね」
「わ~~い」・・・空気が読める子供に感謝してくれよ。
最初に寄ったのは、パン屋だった。
1本で銅貨2枚で、果物、野菜、肉を使っているのは、最低でも銅貨4枚だった。
これを昨日食べたパンの量を考えると3人家族で一日で銅貨12枚か
次に寄ったのは野菜を扱う店だった。
ここでは、種類別に値段が書いてある。
いつも食卓に並ぶレタスみたいな野菜は、1玉銅貨4枚だ。
トマトみたいな野菜は、1個で銅貨1枚だ。
ざっと野菜の値段と量を見ると切り分けて売ることはないみたいだ。
値段の決め方は、単純に大きさで決めていると思う。
ちなみに果物を扱っている店が横にあったので値段と品物を見たが、
野菜の値段と同じで大きさで決めてるみたいだ。
少し移動して寄ったのは、肉屋だ。
ここは、値段が書いてない。
ここで疑問に思ったので
「お母さん、何でここの店は、お値段が書いてないの?」
「それはね、今から解るわよ」
ソーセージみたいな肉は、6本欲しいと言うと銀貨1枚と先に値段を教えてきた。
それを聞いて、アンは少し悩んで、6本注文した。
次にハムみたいな加工肉も1本と言うと銀貨2枚と言ってきた。
これには、悩まずに1本注文した。
最後に生肉だが、重りが5つ並んでいて、その中から中間より小さい重りを
選んで言うと銀貨1枚と言ってきた。
これも迷わず注文した。
選んだ重りを天秤に乗せて、店員が肉の束をナイフで切って
乗せて量を測るみたいだ。
会計が終わって、商品を受け取ったアンに質問した。
「ねぇお母さん、お肉って毎回値段違う?」
「そうよ、よく気づいたわね。時期や気候によって毎回変わるのよ」
なるほど、見ないから注文してから値段を聞いてから、
最終的な量を決める仕組みか。
ちなみに調味料も肉屋と同じ仕組みだった。
家へ向かう道で考えた。
今日買った物をまず思い出す
パンが6本で
野菜は、トマト・じゃがいもみたいな物を各3つずつとレタスみたい物を1つ。
肉が、ソーセージみたい物が6本とハムみたいな物が1本と
生肉が下から2番目を1つだ。
合計で、銀貨6枚と銅貨2枚だ。
野菜と肉は、ここ最近の食卓に並ぶ量を考えると2日で消費される。
パンは毎日だから、3人家族で一日あたり銀貨3枚みたいだ。
それで今日の患者の数を考えると大体銀貨4・5枚の稼ぎと仮で決める。
そこから薬草や包帯の消費を考えると赤字かギリギリ黒字なると思う。
はぁ・・・このまま行くと破綻だなと個人的に思った。
夕食が終わって、食器の片付けが終わった時に
「お父さん、お母さん、質問していい?」
2人は、首を縦に振って、再度椅子に座った。
「で、なんだアレク?」
ここで迷った、ストレートに言うべきか、遠回しに言うか・・・
いやここは、ストレートに言うべきだ。こっちも生活があるから
「今日、お母さんと買い物に一緒に行って、消費した金額と今日の稼ぎを仮定で
予想して計算したけど、このままいくとお金が苦しいと思うのね」
それを聞いたロイとアンは、お互いに顔を合わせて、再度こっちを見た。
ここは、相手の発言を待たずに
「何か、消費を抑える方法や、別に稼ぐ方法って考えていますか?」
時間にして1分ぐらい沈黙があった。
するとロイが椅子を立ってこっちに来る。
はぁ~まずかったか・・・一発は叩かれる覚悟するかと思っていると
頭をわしゃわしゃと撫でてきた。
「ちょっとお父さん、そんなに撫でたら、首が痛いよ!」
「すまん、すまん」
そう言って、足を曲げて視線を合わせて
「いやな、アレクが子供の考えとは思えないこと言うからさ」
「そうよ、いきなりそんなこと言うから、びっくりしたわ」
と横からアンが抱きしめながら答えてきた。
「えっと、それは、後からいくでも話合いしていいので、質問に答えてもらって
いいですか?」
「そうだったな、簡単に言うと方法はある」とロイは答えた。
「どんな方法ですか?」
「まずは、薬草と包帯だが、基本的に薬草は、俺が加工して、包帯は、アンが
大きな布を適度な大きさに切って整えている」
「つまりは、手間代を差し引いた金額で買い取ってると」
「そうだ、後だが・・・・」
ロイが答えようしているが、後ろに視線を向けている・・・あぁ、そういうことか。
助け舟出すか・・・・
「もしも、どうしてお金が欲しい時は、ギルドに行って、依頼を受けるって
ことですね」
「何だ知っていたかギルドのこと」
「うん、最初に手紙出す為に行ったから」
「それなら、話は早いな、アレクの言う通り、依頼を受けて稼ぐさ」
なるほど、理屈は解った・・・なら俺がやることは・・・
「お父さん、お母さん、僕に簡単な加工や家事を教えて」
はぁ~我ながら、思った・・・3歳でかなり薄いブラック企業に就職かと・・・
まだ完成してないので、何とも言えないですが、明日は、18時と20時に投稿する
予定ですが、土日のどっちかで
3・4投稿出来たらいいなと思ってます。
いつも通り最後予定は書きます。
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