第2話 ムーミンのマグカップ
記念すべき1点目は、ムーミンのマグカップでございます。
尚、こちらは断捨離の予定はございません。じゃあ書くな。その通りでございます。
ですが、目の端、正確には右目の端に映ったのです。
ですから、思い出を書かせていただきます。
これをくれたのは、長きに渡りお付き合いしている彼氏です。
くれたのは、2年前の誕生日。私と彼が別れていたときの話です。
詳しい話は割愛しますが、簡潔に言うと、彼が浮気して、私が浮気して、
私が乗り換えた時期の話です。
乗り換えたくせに、忘れられない私と、振られてもなお、私を忘れられない彼が
誕生日に会い、プレゼントとしてくれたのです。
別れているのにまさかプレゼントを貰えると思っておらず、驚いたのを覚えています。
そしてそのとき、貰ったプレゼントは、マグカップの他、花火がありました。
明らかに、次に会う口実を作った彼でした。その後、元さやに戻った私達は、今も
お付き合いしております。
ですので、このマグカップはしばらく断捨離の予定はございません。
1点目は、ムーミンのマグカップでございます。
私と持ち物の思い出話に花を咲かせます。 日浦 杏 @sky0725
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。私と持ち物の思い出話に花を咲かせます。の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ふらっと/日浦 杏
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 5話
AIと私の対話日記新作/しんどう
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます