第8話 ダンジョン配信 その3

虎穴に入らずんば虎子を得ずタイガー・デストラクションの今回発動したスキル

のは加算では無く乗算で数値は表記されていた1千万では無く1千でした。

誠にご迷惑をおかけしました。

引き続き本作を楽しんで頂けると幸いです。

2024/07/01更新


ーーーーーー


 8階層に降り、ウルフの群れのに出くわす確率が上がり戦闘難度が上がる。

 しかし、天華には関係無い。寧ろフェンリルのルフの戦闘経験や技量の育成に利用している。

「そうじゃルフ、自らの魔力を感じ取り魔力を腕に纏えば攻撃力や腕力や腕の防御力が、足に纏えば素早さと脚力や足の防御力が上がって敵を倒しやすくなるし被弾しにくくなるのじゃ。鍛えれば消費魔力が少しずつ減るから継戦能力も上がるのじゃ」


:へぇ、参考になる

:魔功ってそういった仕組みなんか

:魔力を感じ取り纏わせるのが難しいから少数の人しか使わない

:そこさえ乗り越えられたらなぁ


「最終的には自分の持つ属性魔法を付与エンチャント出来る様になれば更に戦闘の幅が広がるのじゃ!この様にのう」

 両手両足に魔力を纏わせ、そこに右手に土属性を、左手に水属性を、右足に風属性を、左足に火属性を纏わせる。


:はえーすっごい

:其処まで行けるのか…

:魔法使う人は必須なのでは?自衛出来るのは大きい。

:だが習得難度がなぁ…


「まぁ、魔力を全身にただ纏わせるだけでも防御力や腕力や脚力が少し上がるからのう。やらぬよりは生存率が上がるのじゃ」


少し時間を掛けながら8階層と9階層を突破した。ルフは魔功の魔力纏いを習得して、属性魔法を付与を短時間ながら付与できるまでに成長。


ルフのステータス

種族 フェンリル

名前 フェンリス・ヴォルフ(ルフ)

レベル30

HP 4,800

MP 5,000

ATK 10,800

DEF 9,000

INT 10,000

RES 9,000

SPD 10,000


スキル

神話級

必要経験値減Lv1

↳効果 あらゆる必要経験値10%減


幻想級

魔力纏い


10階層のボスはウルフリーダーとウルフ10匹だが問題無くルフが時間を掛けずに討伐した。


次の階層からゴブリンがウルフと一緒に現れる様になるが多くてウルフ1とゴブリン2かゴブリン1とウルフ2が殆どだが、問題無く討伐して進む。


:あっさり討伐しているがふつうはこうはならん

:まず初心者ここまで来るのにも苦労するからな

:コイツを参考に攻略するのは初心者にはおすすめしない。したらいくつ生命があっても足りない。

:本来五階層まででそれなりに時間を過けてからボスに挑むから

:コイツみたいにスイスイ進む奴は何かしらの戦闘技能(ダンジョンに入る前に得たスキル)持ち+もともとステが高いとかか?


15階層に降りる前にカメラに向き言う


「さて、新しい武器をお見せしようかのう」


:新しい武器?

:ハンマーか!?

:大剣だろ!そうに違いない

:いやいや、弓だろう?

:そんな玄人武器は使えんだろう?

など武器談義に花を咲かせる視聴者


「まぁそれはボス部屋に入ったからじゃ」

:焦らさせるなぁ

:まちどうしいなぁ

:早く見せてくれよ!

15階層のボスはウルフリーダーとゴブリンライダー各1体だ


「さてルフや、遊撃は頼んだぞ。妾は狙い撃つのじゃ」

ワンと元気よく変身して魔功を全脚にしてから突撃、その間に時箱から狙撃銃、ドラグノフを引っ張り出す。

:銃!?

:銃だと!?

:しかもドラグノフ!?

:バカな!?銃はダンジョンでは使えんはず!?

:なんですとー!?

:ありえない…

:まさかの銃…こりゃ驚いた


視聴者は全員驚愕した。


「ホッホッホ、自作の魔導狙撃銃に皆も驚いておる様じゃのう。その反応は実に心地良い!」


そう言った後ドラグノフを構えゴブリンライダー、ウルフの上にいるゴブリンを狙い撃ちヘッド・ショットを決め、ゴブリンライダーが消える。

:ビューティフォー

:ナイスショット

:一発で当てやがった


その後すぐにルフがウルフリーダーを仕留める。


:あっという間に戦闘終了

:早すぎ…

:天華ちゃんもルフも強すぎる

:ほんとにな


「ドラグノフの感触は問題無い。何処かの異常も無い。バッチリじゃのう。るふもお疲れ様じゃ」

「ワン!」

ルフを抱き上げ撫でてやるとキューンキューンと鳴きながら顔を擦り付けながら甘えだす。


:裏山

:そこ変われ下さい

:どちらでもいいんで


と和やかな雰囲気が流れる。



「さてと、そろそろ下の階層に行くとするのじゃ」


ルフ降ろし16階層への階段を降りる。


この階層からは稀にウルフリーダーとゴブリンライダーのどちらがフロアに1体現れるが運が良いのか悪いのか現れなかった為最短で20階層に降りた。


「さて、この部屋が最後のボス部屋じゃのう、どんな奴が来るか愉しみじゃのう」


扉を開けボス部屋に入ると、アナウンスが響く。


『条件をクリアした者が侵入しました。ボスモンスター変更!ボスモンスター変更!Caption!Caption!今から30秒以内に提出しないのであれば神話級ダンジョンモンスター、エンシェントフェンリルを召喚します!繰り返します!今から30秒以内に退出しなければ神話級ダンジョンモンスター、エンシェントフェンリルを召喚します。………。退出を確認出来ませんでした。よって、神話級ダンジョンモンスターエンシェントフェンリルを召喚します。推奨討伐レベルはソロ、Lv2000。パーティ(2~6人)はLv1900〜1950です。では、絶望の下にくたばりなさい!』


アナウンスが終了した瞬間、自分等の居る所から10m先に途轍も無い威圧感のある存在を確認する。

天華の僕のフェンリス・ヴォルフの毛並みを更に良くし神々しくした様な毛並み、大きさは脚から背まで5mくらいある様に見え頭から尻尾までは12mくらいありそうなくらし大きい。


「お前が我が子を連れているのか?」

「此奴の事を言っておるのであればそうじゃ」

「そうか…では、お前の強さを測ってやろう!」

「面白そうじゃのう!是非とも手合わせ願おう!」

銃を仕舞い、拳を握り、全身に魔功を行い、両手に獄炎属性両足に迅雷属性を纏い更に強化魔法を以て、自身のステータスを何千万倍にも上昇させる魔法を出す。デメリットとして戦闘後最低でも1日動けなくなるがそれは発動から1分までの場合。それ以上掛かると加速度的に動けなくなる日数が伸びる、正に最終手段と言わざるを得ない。


「こちらは準備ができたぞよ。」

「そうか…では、始めようか!!」


そう言って両者は飛び掛かる。


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親フェンリルのステータス

種族 エンシェントフェンリル

レベル1500

HP 250万

MP 500万

ATK 2000万

DEF 2500万

INT 3000万

RES 2000万

SPD 5000万


狐楽院天華のステータス

種族 狐獣人(3尾)

レベル100 今回のバフ

HP 1.5万 ×1千

MP 4万  ×1千

ATK 2.5万 ×1千

DEF 3万  ×1千

INT 3.5万  ×1千

RES 3.4万 ×1千

SPD 3万  ×1千


バフのデメリット

1分後まで 1日動けない

そこから30秒毎に1日加算。

超短期決戦型のスキル

重ね掛け可能

その代わりデメリットも重ね掛け

名を虎穴に入らずんば虎子を得ずタイガー・デストラクション


ドラグノフ とあるスキルでこねくり出した天華にしか使えない魔導狙撃銃。

使用時魔力を毎秒300徴収される。

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