第15話 本日は難波ダンジョンに来ました
エビルホースは激闘のかいあってなんとか倒せた。
今日は難波ダンジョンに来ている。
ただ少しだけ寄り道。
メルネちゃんとは今日は待ち合わせしてない。
どうやら風邪を引いたらしく後でお見舞いに行ってあげよう。
ジュラは炎魔の剣の中にいる。
(お前ひとりで難波ダンジョンに行くのか?)
(そうだよジュラ)
(大丈夫なのか??)
(もちろん)
難波ダンジョンは全階層50階層に及ぶ中規模の中難易度ダンジョンでランクはCランク。
物凄く難しいというわけじゃないが地下に伸びるタイプで50階層のボスはグランドドラゴンでレイドを組んで攻略しなくても四人パーティとかでもクリアできるレベルらしい。
だがレベル50は必要らしく、そんなこともありなかなか大変。
だがちっこい少女がこちらを見ている。
「おじさん、一緒にダンジョン入ってくれない?」
「なんだナンパか~ってお兄さんだ俺は28歳だぞまだ」
「じゃあお兄さん一緒にダンジョン入って」
「うーんまあいいぞ」
なおこの少女は13歳免許は取れたて、特例で取ったらしい。
たしか15歳以上だっけ免許取れるの。
「私は生まれつき念動力が使えるの」
「エスパーってわけか」
そうして13歳の不思議エスパー少女真夜中アイリと一緒に難波ダンジョンに入ることとなった。
アイリは岩石を持ち歩いていた。
これをモンスター相手に飛ばすのだという。
1階層でいきなりコボルトが出現した。
意外と難易度が高いほうだ。中難易度なのに。
念動力で岩石を飛ばすアイリちゃん。
するとコボルトの頭にヒット。
つっよ。当たってまたもや体にヒット。
そしてコボルトの頭をかち割った。
「やるじゃん」
「でしょう?」
「すげえじゃん」
「子供と思っても油断しないでしょお兄さんは」
そうして爆速で2階層に行く。
2階層はゴブリン。
またもや頭をかち割るアイリちゃん。
岩石は複数リュックに入れているという。
意外と力持ちなんだな。
と思ったら念動力で浮かしているとか。
ゴブリンがアイリちゃんに近づいてきた。
それを吹っ飛ばすアイリちゃん。
俺も実力を見せる。
雷撃でゴブリンを感電させる。
「凄いねお兄さん」
「どうも幸運値が高いらしい」
「だからスキルの書を沢山ゲットできるのね」
3階層に来た。
痺れカエルが出現する。
雷魔法を使用してくる。
意外と強いので気を付けよう。
ビリビリサンダーを使用してくる。
念動壁を張るアイリちゃん。
「シールド張れるとか万能かよ」
「防御も大事よ」
(それより私の出番がないようじゃが)
(ああじゃあ出てきていいよ)
そうしてジュラが出てきた。
「なんだそのエロい格好のお姉さんは??」
「悪魔なんだこの剣に封印されている」
「なんだが凄い剣のようね」
念動力のほうが凄い能力だと思うのは内緒だ。
ジュラが炎風を放つ。
痺れカエルは死んだ。
4階層まで行く。
その後なんだかんだで7階層まで行って本日の探索を終えた。
転移ポータル、またの名を転移の祭壇で帰ってくる。
「お兄さんつよつよだったから連絡先交換しとくね」
「おおっそうだなアイリちゃんも強いからね」
「またパーティ組んでねお兄さん!」
そうして本日は別れることとなった。
その話をメルネちゃんにすると何故か顔を膨らませて怒っていた。
「女の子はマセルの速いんですよ~~~」
「はい??」
俺はよくわからなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます