第12話 本当に金欠になると怖いものですね

 本日は昼から豪華にメルネちゃんを家にご招待してジュラもいるぞ、お昼ご飯を食べている。


「うわ~~~ここがアパートという場所ですか??」


「メルネちゃんは実家ぐ暮らしだっけ?」


「お昼ご飯おごってもらうの初めてです」


 あぁ~~~ケモ耳もふもふしたいなぁ~~~~~!!


 あぁ~~~たまらん。でも我慢だ。まだそういう関係じゃない。もふもふしたいがしたいが。


「本日は豪華にダンジョン産ミノタウロスの肉を手に入れたぜ」


「そんな高いもの良かったんですか?」


「いいぜ! グラム5000円したけどな」


「ええ高すぎですよでも美味しいのですかね」


「俺がローストビーフにするぜ」


 そうしてローストビーフを作る。


 結果は美味く出来た。


「なんだこれは美味いな」


「ジュラも気に入ったか」


「ああ凄く旨い」


「悪魔って食事必要なのか?」


「美味しいものはいつでも食べたいものだ」


「まあそうだよな~」


 ジュラもローストビーフを食べてペロリと満腹状態になる。


 金欠になると怖いものだが今のところ配信での稼ぎもあるし、毎日ダンジョンに潜っているから素材とかを売り払っているので毎日ある程度の稼ぎはある。


 梅田ダンジョンに行く。


 10階層に来た。そしてボス部屋の前。


 ゴブリンジェネラルが出現した。


 水圧弾。炎魔の剣で切りつける。ジュラが炎蛇を放つ。


 メルネちゃんが狐火とホムラレンダンを放つ。


 なんだかんだで倒した。


 天の村雲は今のところ室内で雨を降らすことができるだけ。


 そんなよくわからないスキルはぽいっだ。


「天の村雲も色々と使い道があるはず……」


「メルネちゃん……」


「そうじゃよ雨を降らすとは凄いことやぞ」


 ジュラが褒める。それだけ凄いことなのか。


 悪魔のジュラが言うだけあって説得力があるかもしれない。

 

 11階層に来た。


 低階層の中でも少しレベルが上がる。


 11階層以降は初心者殺しがあるという。


 雷モグラだ。


 雷を使うモグラだ。


 モリモリと地底を進んでいる。


 土を抉るようにかき分けている。


 とりあえずスキルの書が欲しいね雷モグラのレアドロップ品は【雷撃】のスキルの書。


 普通に序盤だと強いスキルらしい。


 是が非でも手に入れたいね。


 炎魔の剣で切りつける。


 水圧弾を放つ。


 水に弱いようだ。

 

 一撃で倒した。


 その後何十体も狩ったら雷撃のスキルの書が落ちた。


「こうも普通に落ちるとなんかいやだな」


「なんでですか?」


「さっさと使え」


 そして雷撃のスキルを覚えた。


 天の村雲と組み合わせたら強いんじゃと思った。


 実際に実戦した。


 すると天の村雲で雷雲を呼べる。


 そして雷撃の威力が何倍にもなった。


「コンコン!! これは凄いですよ」


「そうだな、威力上がるしな」


「流石セイヤだな」


 とまあそうしてダンジョンの道はさらに険しくなるのであった。

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