第4話 空をなくした女 La virino perdintan ĉielon
舟はいそいで
わたしはなんどもわが
あのうつくしい青さ、
ことばを話さなくても、
だがおとなたちの
舟は水路から広い
もうわが家のあたりは
わたしは空の子を見すてた……。
これはむかし見た
だがたとえ夢のなかであろうと、わたしは青空をうらぎってはいけなかったのだ。
わたしの人生において、空は青く
わたしはもう青空と
――どうあやまれば、ゆるしてくれるのだろう。
それがわからないまま、
Fino
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