第4話の9

 三瓶山の旅館にて。

「飛ぶ鳥を落とすアイドルサクラさんです」

「誰のチャンスよ」

 とサクラ。

 自らを強調した浴衣。

「とにかくたこ焼きを食べよう」

 とサクラ。


「心を守りか?」

 と僕。

「一つの答えだな」

「わたしでも心を守れるかしら」

 とサクラはつぶやく。


 生き生きとしているぜ、サクラ。

「ガンバサクラ」

「当然です兄様」


「この会話いつまで続くの」

 とキツキツ。

「そうだな」

 とゴツイ。

「お前は黙っている」

 と、僕とキツキツ。


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