⭐️❤️お願い🙇‍♀️ 推し活していた私が転生したら、人気男性アイドルグループの推しメンになっていた

@minatomachi

第1話 グループの人気と日常

ライブ会場は熱気で満ちていた。STELLAR BOYSのメンバーたちは、ステージ上で最高のパフォーマンスを披露していた。ファンの歓声とペンライトの光が一体となり、まるで星空のような美しい景色が広がっている。


「ユウくん、今日も最高だね!」美咲は友達の夢咲(むさき)に叫んだ。


「本当に!彼のダンスは完璧だよ!」夢咲も興奮気味に答えた。


二人は最前列でユウのパフォーマンスを見つめ、夢中で応援していた。ユウがステージから手を振ると、美咲は心臓が跳ね上がるような感覚を覚えた。


(心の中で)本当にユウくんが私を見ていたのだろうか?あの一瞬だけでも、私の世界が輝いた気がした。


ライブが終わり、観客たちは興奮冷めやらぬまま会場を後にした。美咲と夢咲も、その余韻を楽しみながら帰路についた。


ライブが終わり、私は夢咲と一緒に会場を後にした。外はすっかり暗くなり、ライブの興奮が冷めやらぬまま、二人は地元のカフェ「カフェ・スターライト」に立ち寄った。


「今日のライブ、本当に素晴らしかったね。ユウくんの笑顔、まだ目に焼き付いてるよ。」私はコーヒーを飲みながら、夢咲に言った。


「そうだね。私たち、彼らのライブに来るために生きてるみたいなものだよね。」夢咲も笑顔で答えた。


カフェには他のファンたちもいて、ライブの感想を語り合っている。私はその中で、自分がユウのことをどれだけ愛しているかを再確認した。


「次のイベントも絶対に行こうね。」夢咲がそう言うと、私は力強く頷いた。


「もちろん!ユウくんのためなら、どんなに遠くても行くよ!」


美咲が家に帰ると、リビングには母親の真由美と弟の翔太がいた。リビングのソファに腰掛けると、母が優しく声をかけてきた。


「おかえり、美咲。ライブどうだった?」


「最高だったよ、お母さん!ユウくんが目の前で手を振ってくれたんだから!」


「またアイドルの話かよ、姉ちゃん。もう聞き飽きたよ。」翔太が不満そうに言った。


「うるさいな、翔太。これが私の幸せなんだから!」美咲は笑いながら答えた。


家族とのやり取りは美咲にとって大切な時間だった。母親の真由美は図書館で働きながら、美咲の推し活を理解し、応援してくれている。弟の翔太はサッカー部に所属する中学生で、少し反抗期だが、内心では姉を尊敬している。


夕食の時間、家族全員が食卓を囲む。真由美が作ったカレーの香りが部屋中に広がり、美咲はその温かさに心から癒された。


「そういえば、美咲。来週の文化祭、軽音楽部の演奏はどうなってるの?」真由美が尋ねた。


「うん、バンドの練習も順調だし、みんなで頑張ってるよ。私たちのバンドも、いつかSTELLAR BOYSみたいにみんなに認めてもらえるといいな。」美咲はそう言って、目を輝かせた。


翌日、美咲は学校で友達とランチを楽しんでいた。夢咲と、もう一人の友達である星空(せら)も同じテーブルに座っている。


「次のイベント、何に参加する?新しいグッズも出るらしいよ。」夢咲が興奮気味に話しかけてきた。


「あたし、あの写真集欲しいんだよね。ユウくんのページが多いって聞いたし。」星空も期待を込めて言った。


「絶対に手に入れるために頑張ろう!放課後に集まって計画立てよう!」私は二人に笑顔で答えた。


学校生活の中でも、美咲はアイドルの話題で友達と盛り上がることが多い。特にランチタイムは、彼女たちにとって大切な交流の時間だ。


午後の授業が終わると、軽音楽部の練習に向かう。美咲はボーカルを担当しており、夢咲はキーボード、星空はギターを弾いている。バンド名は「スターライトバンド」で、STELLAR BOYSに影響を受けた名前だ。


「美咲、今日の歌声、すごく良かったよ。」夢咲が練習後に言った。


「ありがとう、夢咲。みんなもすごく上手だったよ。文化祭が楽しみだね。」美咲は満足そうに微笑んだ。


夜、美咲は自分の部屋でSTELLAR BOYSのアルバムを聴きながら、ふと窓の外を見つめる。遠くに見える星空に、何か大きな変化が訪れる予感がする。


**2023年6月22日**


今日もライブ最高だった!ユウくんが私に手を振ってくれた気がする。家に帰ると、母さんが私の興奮を笑顔で聞いてくれた。こんな日が続けばいいな。


(心の中で)いつか、私もユウくんみたいに輝ける存在になれたらいいな……。星空を見上げながら、そんな夢を抱いていた。


だが、その願いが現実になる日は意外と近いのかもしれない。次の日、学校に行く途中、ふと足元がふらつき、気が付くと目の前が真っ白になった。そして、気が付くと私は見知らぬ天井を見上げていた。


「ここは……?」私は身体を起こし、周囲を見回した。そこには見覚えのない部屋と、巨大な鏡があった。鏡に映る自分の姿を見て、私は驚愕した。


「これは、夢……?いや、これはユウくん……?」鏡に映るのは、私が推し続けてきたSTELLAR BOYSの春川ユウだった。


突然の状況に戸惑いながらも、私は新しい生活の始まりを予感していた。これから待ち受ける冒険に、心が躍るのを感じながら――。


ありがとうございます!この作品を読んでくれて、本当に嬉しいです。

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