第2話

「ふぅ〜」

ダンジョンの中で1人の壮年の男が一息ついたようにタバコを吸っていた。

イケおじのような風貌の男がタバコをふいている。まるで、物語のワンシーンのようである。


「めんどかったなぁ」

と、イケおじとは思えないような若者風の言葉が飛び出した。

「ま、コレで暫くは働かなくていいか」

面倒くさがりの本性が垣間見えるセリフも出てきた。

「家に帰るか、、、」

次の瞬間にはまるで初めからそこには何も居なかったかのように何も無い空間、けれど確かに何かがいた証である溶解したダンジョンの床や壁があった。










やぁ!僕の名前は雨井 遥(あめい はるか)!

ピッチピチのDCだよ!

ある日突然死んだら、ベタな白い部屋でベタベタな白ひげおじいちゃんな神様に「間違って殺しちゃったから、チートと記憶持って他の世界行ってね💕︎」なんて言われた男だよ!

ちなみに、虐められてたとか壮絶な過去がとかそんな深い過去も特にありましぇん、ゴホン ありません。

ちなみに、、、って「ちなみに」使いすぎかね?僕は語彙が少ないんよ。

気を取り直して、貰ったチートは「火」。

よくある魔法のファイヤーボール的なものやら、怪我そのものを燃やして実質的な回復にしたりもできる割と万能なチート。

ここまでだと、まぁまぁ見かける現代ファンタジー主人公成り上がり物語の主人公みたいだなぁ。と自分でも思う。

皆は転生したら何がしたい?

生涯を通しても使い切れないほどの莫大な資産を手に入れたい?

どんな理不尽にも負けない最強の力で俺TUEEEEみたいに活躍したい?

はたまた、影で囁かれる実力者として噂されたい?

ヴィランとして、どんな希望も喰らい尽くすような絶対の絶望みたいになりたい?

それとも、主人公のそばで支えて命をかけて助けて惜しまれたい?


どれもいい夢であり、いい希望だよね?

まぁ、叶うかは別としてさ。

せっかく、やり直しの機会を貰ってチートを貰って何がしたいのか、、、?

色んな思いがあるね。

僕はね、、、、、、、、、、、、、、、、、、













「VTuberを!推しを!もっと!もぉぉぉぉッッッッと‼️推したい!」













まぁ、Vオタが転生しても求めたのはVなんだよね。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る