1話入り

 やあみんな、俺だ。なんて言うことなどないだろう。そんなことを思いながら今日も僕はなんの変哲のない通学路を歩く。鳥が鳴き、草は茂る。そんなごく当たり前の日々。

「はぁ、めんどくさ」

そんなことを呟きながら学校へ向かい、学校に着く。階段を登り、教室に入る。荷物を下ろし、席に着く。

「おはよう」

そう、友達は挨拶をしてくる

「おはよう」

と、挨拶を返す。

やがてチャイムが鳴り、先生が教室に入ってきた。朝学習の時間だ。みんな色々なことする。ある人は本を読み、ある人は絵を描き、ある人は今日提出の課題をいそいそとやる。そんな人たちを見ながら僕は寝る。

 キーンコーンカーンコーンと朝学習の終わりのチャイムが鳴る。そして、朝のホームルームが始まる。先生が今日の予定をあらかた言うと、皆、友達とだべりながら一限目の準備に入る。

 しばらくして、先生が入ってきた。

「おねがいします」

と今日の日直が言うと皆後に続き

「おねがいします」

と言った。

一限目は数学だった。正直めんどくさいし、先生も嫌いだ。やたらと煽ってくる。でも学校に来てしまったからには受け入れなければならない。僕はそう思い仕方なく先生の話を聞く。

どうやら今日は、正弦・余弦についてやるらしい。式からしてもう意味がわからない。しかもなんで二つの式を覚えないといけないんだよ。そんな記憶力ねーよ。

そんなことを思いながら授業を受けて、やがて、チャイムが鳴った。終わりを告げるチャイムだ。僕は数学の教科書とかを片付け次の時間の準備に入った。そして、チャイムがなり、授業が始まる。またチャイムが鳴り、授業が終わる。そんなことを繰り返して、今日の授業を受け終わり、放課後になった。みんな各々の部活に行く。部活に行く人たちを見ながら、僕は、帰路に着いた。

 今は10月、又の名を神奈月。夏も終わり、過ごしやすい季節になった。僕はこの季節が好きだ。暑くもなく寒くもない。そしてなんと言っても森の木々が美しく赤色に染まっていく。それを見ているだけで今日の疲れがなんだかなくなっていくような感じに包まれる。だからぼくはこの時期、季節が好きなのだ。

そんなことを思いつつ僕は家に着く。家に着くと僕は真っ先に自分の部屋に行く。そして椅子に座り机に置いてあるパソコンを起動する。パソコンでYouTubeやゲームなどを色々していると、やがて夕食に呼ばれる。夕食を食って風呂に入れば、そこからはもう僕の時間だ。液タブの電源を入れ、お絵かきソフトを開く。

「さて、今日はどんな子を描こうかな」

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