第16話 はちみつ色のハート

砂粒よりも小さくしか見えないにも関わらず、移動国家は凄まじいプロペラ音とエンジン音を伴って空を渡ってくる。期待通りのコースを進んでくるそれを待ち受ける。移動国家は、そこに自力で辿り着いた者なら誰でも市民として受け入れてくれる。この日のために準備をしてきた。あの時彼女から受け取ったはちみつ色のハートが震える。待っていた。会いたかった。ようやく会える。


有馬 礼さんへのお題は、

【はちみつ色のハート】、【期待通り】、【移動国家】です!

予備:【借りる】

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る