第5話 二つ目の人
災いが迫っている気配がする。今はまだなんとか枝にしがみついている枯葉も、この瘴気混じりの風が全て吹き飛ばすだろう。半年前生まれた王子は第三眼を持たぬ二つ目の人だった。彼は世界の救い主か、あるいは破滅をもたらす者か。隠された王子の養親となった天文学者は、淡いランプの光に照らされた赤子の寝顔を見つめる。何も知らず眠れ。運命がそなたを訪うまで。
有馬 礼さんへのお題は、
【二つ目の人】、【災い】、【吹き飛ばす】です!
予備:【隠し事】
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