愛で強くなる俺は好きなものを守りたい
マヨきゅうり
プロローグ 暁月護愛の死亡
新作です。もう一個の作品「溶けたスーパーカップのように甘い彼女に尽くしたい。」と同じ世界線です。
のちに「溶けたスーパーカップのように甘い彼女に尽くしたい。」と繋がっていくのでよろしくお願いします。
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暗い部屋で一人。彼、護愛の顔は絶望に染まっていた。
「今あいつも俺と同じ状態になってるんだよな・・・・」
俺はよく遊んだあいつ・・・河上正徳を思い出す。
あいつと遊ぶのは楽しかった。俺とあいつに悲劇が起きるまでは。
俺は見てしまったんだ。暴走したトラックからあいつを守ろうとあいつの両親が命をかけて助けてそして死んでしまったこと。それとあいつの誕生日にあいつの家が燃えてあいつの兄とその彼女が死んでしまったこと。
その頃に俺の方でも悲劇が起きていた。
まず俺の義理の姉が度の超えたいじめが精神にダメージを与えられ、そのまま自殺してしまった。
そのあと俺の実の姉は姉の友達に屋上から落とされて死んでしまった。
その次に俺をずっと好きでいてくれてあいつとも関わりのある俺が愛している彼女が俺の誕生日にプレゼントを買ってきてくれていた。でもその帰りに車に撥ねられてしまった。
そして病んでしまった俺をずっと看病して慰めてくれた母と娘は頑張り過ぎて倒れてそのまま死んでしまった。
そして俺の相棒でありずっと俺に付き添ってくれていた女の子も俺と一緒に買い物に行ったところで俺の目の前で通り魔に刺されてしまい死んでしまった。
俺はもう生きている意味はないな。
もう俺には誰もいないし、でもあいつには姫乃さんがいるし大丈夫だろ。
俺という名の死神はもう死んだ方がいい。
この世界に悔いはないしな!
彼はカッターナイフを手にして、心臓を突き刺し、苦しみながら死んでいった。
もし次の人生があるのなら他人を死なせない人になりたいと願いながら。
その時一瞬、義理の姉と彼女と相棒の姿が見えた気がした。
そして意識が途絶えた。
これが暁月護愛の最後だった。
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どうも!未確認異常生命体 ゴアです!
今回は異世界ファンタジーでございます!
「溶けたスーパーカップのように甘い彼女に尽くしたい。」の回想で出てきた暁月護愛という人物の話になっており、今後の話でスーパーカップのキャラが出てきます。
二つを両立するので投稿頻度遅くなるかもです。
今回もよろしくお願いします。見てくれると嬉しいです。
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