【仮面使い】のVRMMOプレイ記〜巷で流行りのゲームで遊んだら【仮面使い】とかいう職業になったんだが〜

プレイ18：イベント結果

さて、イベントが終わったと同時に、俺を含めたイベントに参加していたプレイヤー達は、再び光に包まれたかと思えば、『始まりの街』の広場に戻っていた。

空中に浮かぶ画面には、今回のイベントのランキングが表示されていた。

今回のランキングの一位はジェーン・ドゥ、そして、三位が俺.....という感じで画面に映っていて

「お〜！！アンタ、大健闘じゃない！！」

ジェーン・ドゥは、俺の背中をバンバンと叩きながら、そう言った。

「は、ハハハ....」

そんなジェーン・ドゥに対し、苦笑しながらそう言う俺。

......ジェーン・ドゥ、めちゃくちゃ強かったな。

と、そんなことを思っていたら

『それでは、今からランキング上位三名の表彰式を始めるよ！！』

広場にいるプレイヤー達に向けて、マスコットキャラクターがそう言った。

『まずは、第一位のジェーン・ドゥさんから！！ジェーン・ドゥさ〜ん！！』

マスコットキャラクターがそう言うと、一部のプレイヤー達はザワザワし始めた。

まぁ、別のゲームのトッププレイヤーがこのゲームで遊んでいたら、そんな反応になるよな。

そう思っていると、ジェーン・ドゥはマスコットキャラクターに案内され、壇上へ登壇した。

そして、マスコットキャラクターはジェーン・ドゥに近づくと

『ジェーン・ドゥさん！！今の気持ちを一言教えてください！！』

彼女に向けて、そう言った。

すると、ジェーン・ドゥはニヤリと笑い....こう言った。

「う〜ん.....もうちょっと戦いたかったな。てか、もっと戦いたかった」

現に、イベントが終了するまで俺と戦っていたしな。

そう心の中で呟きながら、壇上から降りるジェーン・ドゥを見つめる俺。

そして、いよいよ俺の番が来たのか

『次は、第三位のハチさ〜ん！！』

マスコットキャラクターは、俺に向けてそう言った。

「は、はい！！」

そう答えた後、壇上に登壇する俺。

『ハチさん！！今の気持ちを一言教えてください！！』

今の気持ち....か。

「めちゃくちゃ楽しかった！！」

マスコットキャラクターに対し、笑顔でそう言うと

『それなら良かったよ〜』

マスコットキャラクターは、ニコニコ笑いながらそう言った。

そんなわけで.....壇上から降りた俺は、景品交換所にて、自身が貰ったポイントを使って、アイテムやスキルを交換しようとしていた。

「ん〜....どれにしようかな？」

どのスキルも魅力的だし、アイテムもカッコいいものばかりだな。

.......まぁ、仮面以外の武器とかは装備できないけど。

そういうことを思いながら、景品のところを見ていると

「.......お？」

景品の棚の端っこに置かれている、何かの地図を発見するのだった。

「これは.......？」

恐る恐る、その地図を手に取る俺。

〈ハチは【獣の森の地図】を手に入れました〉

獣の森.....てことは、何かのマップなのか？

「だったら、これを貰っておこうかな？」

そう呟いた後、その地図を手に入れる俺。

「ふむふむ.......『獣の森』は『始まりの街』の近くにあるのか」

いいレベル上げの場所になるかもしれないし、今度行ってみようかな？

そんなことを思いながら、景品交換所を後にする俺。

何はともあれ.....イベント、楽しかったな。