1 何度目の青空か?
ーー朝だ
新しい朝だ
希望の朝だ
ジリリリリリッ!!
けたたましく鳴り始めたアラーム音で、わたしは目覚めた。
遮光カーテンを開けた瞬間に飛び込んできた太陽の光に目を細めていたら、枕元に置いていたスマートフォンから着信音が流れ始める。ディスプレイを見ると、「マネージャー」の文字。
青梅街道77[セブンティーセブン]。
現在、日本で最も勢いがあると言われているアイドルグループ。わたしはその中のメンバーのひとりだった。
電話を取る。
「もしもし、おはようござ、、、」
「ちくわ! おまえ、今日でクビな。今までありがとう!」
はあ!? なんでだよっ! クソがっ!
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