アイスエントリー

青空P

1

広場。???メートル程の幅だろうか。硬い土が露出していて、全体的に薄く砂がかかっている。

金属棒を組み合わせたような構造物が広場の外縁部にいくつか設置されている。いずれも用途は不明。形や大きさは異なるが、最も大きいものは高さ約四メートル。多数の金属棒が格子状に組まれている、おおよそ立方体の構造物だ。登れそうなので登ってみたが手が錆まみれになってしまった。グローブをするべきだった。金属棒の間隔が程よく、登りやすかった。

広場の中央辺りから複数の子供の声がする。当然、人影はない。


広場に隣接している建造物に入った。今日はここの一層目で休息をとる。外から見た感じでは六階層からなる小規模基地か? 時間がかかりそうなので飽きたら出ることにする。


--


訳者付記

各エントリーは日付のデータも含んでいるようだが、それらは復元できていない。

タイトルは翻訳順を示す通し番号だ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る