第57話 事故

今日は、凄い雨が降って、

道路は、所々、

冠水、仕掛かっていた。

現場は、外回りの仕事は、

中止になり。その影響で、

今日は、早めに帰る事に。

俺は、冠水を避けながら、

自宅に戻る道を、

走っていた。そこに、

トラックが、ブレーキが、

効かず、俺の車に、

ダイレクトに突っ込んだ。

偶然、運転席は比較的、

損傷が無くて、俺は、

何とか、車から出られた。

生きてるのが、

不思議な位、大破した車。

マジかよ。

と、言葉が漏れる。

幸恵に、電話しないと。

そう思った次の瞬間、

ふっと、

意識が飛んで、

車にもたれ掛かる様に、

気を失った。。


意識が戻ると、白い天井。

ベッドの上。泣いてる、

女の人。。

誰だろう?

目を開けた事に

気付いた女性が、

ナースコールで、

先生を呼ぶ。。。


誠、大丈夫?ねぇっ!

そう言って、揺すられるが、

体は、重くて、だるい。

そもそも、

何故、病院にいるのかが、

わからない、この女性が、

俺の名前を呼ぶのも、

わからない。ただ、頭が、

凄く痛いのと、体が、

痛いのは、わかった。。


誠さん、聞こえますか?

先生が、ペンライトを、

目の前で、ちらちらと、

動かす。

聞こえてます。と答える。

ここが、何処か、

わかりますかと聞かれ、

病院ですか?

と聞く。

これ、何本に見えます?

と聞かれ、二本です。

と答える。

旦那さんの、意識は、

戻ったみたいです。

お話、しますか?

と、先生に言われ、

さっきの女性が、

俺に、話しかける。

誠、大丈夫?

何処か痛い所ない?

泣きながら聞いて来る。

頭が、凄く痛い。

体も、だるい。

悪いんだけど、あなたは、

誰ですか?

そう聞いた。

それを聞いた女性は、

ふらふらと、後ずさる。

先生が、

全身を、強打したために

記憶障害に、なっていると、

女性に説明していた。

俺は、女性が、

泣いているのが、

凄く辛くて、自然に、

涙が出た。何か、

大切な事を、

忘れてしまった様な。

そんな、感じがした。

その後、また、意識が、

飛んでしまった。







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