第4話客層の低下

最近、蛸ん壺の客層の低下が進む。

飲んで管巻いて、色んな客に絡むヤツ、そして口の悪い客。

蛸ん壺はそう言う店では無い。

老人のサロンだが、実のある頭の良い話しをする場所。

知らないヤツにお前と呼ばれて腹が立たない客はいるだろうか?

潤一も散々、文句言われるし。

しばらく、蛸ん壺は辞めておこう。

隣の客が、僕に今日の客はまいったよ!と言っていた。

あいつ、仕事してんのかなぁ〜?

どうでも、良いが。

僕は法律を歩く人間なので、色んな人間と付き合わないといけないが、あぁ言うヤツは情状の酌量無しだ。


今日は、仕事で、悩み考えて気晴らしに飲んだが余計、ストレスが溜まった。

最後は握手したが、みんなも握手してくる。

常連の僕も知らないし、良く来るおばあちゃん常連も知らない。

いつかは、アイツと喋れる人は居なくなるだろう。

蛸ん壺は良い店だが、最近は客層の低下に不安を感じる。

今週は金曜日だな。

酔っ払ったので、今日はここまで。

あ、明日は給料日だ。

貯金しよう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る