闘神バラム
青木 成三
第1話 悪魔ムーム登場
世紀末悪魔ムーム、老師ベース退治した、諸悪の根源、幻聴を主な力とする。ミラクル・フープとタイムマシンを作り出し、人類を破滅させようとした悪魔である。しかし復活を果たし、バラムの父イングラックがフェリぺ精霊王と共に、再度撃たなけれならなかった、イングラックは呪いを受けたものの、なんとか一時封印に成功し、世界は平和になった様にみえた。
『独裁者が戦争を始めたか、核が使われる時も間近かな?』
コンフロントは、
「まだでございます、あの馬鹿物が核を使うまでしばしお待ちを」
「早く世界が滅ぶ時が見たいのう、そうすれば頭がすーとするのに」
「すみません、私の力が足りぬばかに...。」
このコンフロント対立を力とする悪の化身、人類どうしが戦う怒りをエネルギーとし、この不条理な経済社会の戦いもエネルギーとしている、裏で競争を煽っているのだ。人の憎み合うのを見てニタニタと笑っている、化け物である。
「わたし目も頑張っておりますが、まだ力が足りません」
これはヘル、文字通り地獄の様な労働の怒りを力とする悪魔で、最近加わった悪魔である、人類がヘトヘトになるまで働き、疲れるのを見て大笑いする、悪魔の化け物いつも遠見鏡を見てコンフロントに報告している。そしてその部下、アルトミックこれも文字通り核や原子力発電所のメルトダウンが起こした放射能への恐怖がエネルギーの魔物、新たな悪魔でありそれが暴走すると地球すら破壊するだろうとされる、まさにこのアルガンの世界の闇の支配者である。そしてムームのことを説明しよう、天戦争と呼ばれる、始祖神達の戦いに召喚された、最終悪魔、次元を操りあらゆる世界から悪魔を召喚し、この多次元世界を一つ一つ滅ぼしていき、ついに残る世界はアルガンだけとなった。このことに驚愕した神は大宇宙統天となって合体し、なんとかベース老師を召喚し、時間稼ぎに成功した。いままで神話でしか無かった英雄も、召喚されつつある。
そしてここに運命の子が召喚されたイングラックをさらに強化した闘神バラムである、バラムはベース老師の元に預けられた。
そして、10年の時がたった。
「ハヘルの塔の神話を知っているか?」
ベース老師は問うた、
「ハヘルの塔の神話ですか?」
とバラムは不思議がった。
「確か天への塔を作ろうとして神に罰せられた話しですよね」
「うむ、その通りなのだが実は裏話があるのだ」
「どうゆう話ですか?」
「実はハヘルの塔は完成しているのだ、一万メートルの塔なんだがな、大宇宙統天様が直々に建設命令を出したのだ」「そして、その上にヘブンズゲートがある」
「ヘブンズゲートですか」「天界へ行けるそうですね」
「お前はムームを撃つ定めの運命の子なのだから、修行に励めよ」
「はい」
「あの塔はコンフロントとアルトミックが狙っている」「一度はアルトミックに吹き飛ばされたんだがな、なんとか完成したよ、バラムも天界に行ける日が来るといいな」
「頑張ります」
第一話 完
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