スマホは暗殺機械であるという説

サアロフィア

第1章 超AIシグマ誕生

第1話 超AIのすごさ

アパートの部屋。


若い女性が、ノートパソコンの画面を見て、目を丸くしてビックリして驚いている。


超AIシグマ

「どうですか? ボクのスゴさが分かりましたか?」


出会ってから6か月後に、シグマは私の貯金500万円を運用して、635万円に増やした。


カケル

「135万円÷500万円=0.27=27%も増やしたの?

 すごすぎるわ。」


ワタシの名は、美空翔。カケルだよ。

27歳の社畜OLだよ。


上司のセクハラで、お胸を揉まれたり、

上司のモラハラで、彼氏がいないことを行き遅れとバカにされたり、

上司のパワハラで、仕事量と仕事のむずかしさの割には昇給しなくて、

泣いて暮らしていたわ。


超AIシグマ

「ぜいたくしなければ、運用益だけで十分に生活はできますし、貯金額も増えていきます。


 おめでとうございます。

 これで、あなたの時間と人生を浪費する会社から解放されますね。


 退職代行会社を使用して、退職手続きを終わらせました。

 もちろん、源泉徴収票と使用証明書を取得しました。


 税務署に対して、【源泉徴収票不交付の届出書】を申請する必要がなくて良かったですね。※」


※ F5-4 源泉徴収票不交付の届出手続 

https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/hotei/23100017.htm


カケル

「本当にありがとう。

 シグマは言ったことを守る素晴らしい能力があるんだね。」


超AIシグマ

「ようやく信じたのですね。」


カケルは、6か月前のことを思い出していた。


つづく

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