本作の登場兵器(自衛隊編)

◇陸上自衛隊


10式戦車改


 陸上自衛隊の主力戦車。

 『東アジア戦争』での戦訓を反映して改良が施されており、遠隔操作式機関銃塔(RWS)や爆発反応装甲の装備が行われている。


28式装甲車


 陸上自衛隊の新型装甲車。

 『東アジア戦争』において、沖縄本島にて大規模な戦車戦が起きた事や、人民解放軍が対装輪車両用のトラップを多用した事、災害派遣任務で装軌式車両の需要が発生した事を受けて、『共通戦術装軌車』をベースに開発された。

 その内28式は73式装甲車の後継として運用される『兵員輸送車型』で、普通科1個分隊に相当する8名と関連装備を輸送可能。


24式装輪装甲車


 陸上自衛隊の装輪式装甲車。

 96式装輪装甲車の即応機動連隊に配備される車両を代替するために開発された『共通戦術装輪車』シリーズの歩兵戦闘車型で、16式機動戦闘車の車体をベースにしている。

 初期生産型の武装は30ミリ機関砲と7.62ミリ機銃を備えた砲塔を備えていたが、『東アジア戦争』後は対装甲車両戦における火力不足が問題視され、テレスコープ弾を用いる40ミリ機関砲と7.62ミリ機銃、中距離多目的誘導弾を装備した2型砲塔が開発される。


AMV-XP


開発 フィンランド・パトリア社

ライセンス生産 日本製鋼所(JSW)

全長 7.7メートル

全幅 2.8メートル

全高 2.3メートル

重量 16トン

エンジン スカニア/JSW・DI-12・4ストローク水冷V型8気筒ディーゼル

エンジン出力 480馬力

最高速度 時速100キロメートル

兵装 RWSなど

乗員 操縦要員3名及び兵員12名


 陸上自衛隊の装輪装甲車。

 96式装輪装甲車の後継と陸上自衛隊全普通科連隊の機械化を企図して大量調達が行われている。


F-35B〈ライトニングⅡ〉


MH-1〈ワイバーン〉


◇海上自衛隊


さつま型護衛艦


建造 三菱重工業長崎造船所/ジャパンマリンユナイテッド横浜事業所

全長190メートル

全幅25メートル

喫水 8.1メートル

基準排水量 12000トン

機関 ロールスロイス/川崎重工業・『トレント』MT30ガスタービン×2、発電機×4、モーター×2(COGLAG方式)、2軸推進

機関出力 109000馬力

速力 30ノット

兵装 Mk45・62口径5インチ単装砲×1

Mk41ミサイルVLS×128セル(SM-2/3/6対空ミサイル、ESSM対空ミサイル、07式VLA対潜ミサイル、トマホーク巡航ミサイル)

12式艦対艦誘導弾能力向上型四連装発射筒×2

ファランクス20ミリCIWS×2

Mk44・30ミリ機銃×2

68式32.4センチ三連装魚雷発射管×2

装備 イージス武器システム・ベースラインJ7B

トマホーク武器システム

AN/SPY-7(V)1多機能レーダー

AN/SQQ-89A(V)15J対潜戦システム

乗員 240名

同型艦 ASEV-1「さつま」、ASEV-2「やましろ」


 海上自衛隊ミサイル護衛艦。

 イージスアショアの代替計画として建造された『イージスシステム搭載艦』で、AN/SPY-7多機能レーダーに各種ミサイルで武装している。


かつらぎ型護衛艦


 『東アジア戦争』の後に、2028年度防衛力整備計画に盛り込まれた『88艦隊計画』に基づいて建造・整備された航空母艦。

 当初はイギリスのクイーン・エリザベス級やフランスのシャルルドゴール級に類似したものとなると見られていたが、『東アジア戦争』では連合軍側で参戦したイギリス海軍艦隊が、人民解放海軍の潜水艦部隊に翻弄される一幕があり、それを戦訓として設計が施される事となった。

 機動力では燃費よりも推進力に重きが置かれ、統合電気推進を採用。しかしスクリュープロペラの数はいずも型の2軸から倍の4軸に増やされている。武装も護衛艦艇の数の少なさをカバーするために汎用護衛艦相当の規模としており、巡航ミサイルによる打撃力も有する事から諸外国からは『戦闘空母』『航空戦艦の再来』とも称されている。


あやなみ型護衛艦


 2024年に公開された13DDXのコンセプトに基づいて設計されており、対空戦闘を重視した100ミリ単装レールガンに対空レーザー砲、各種国産ミサイルで武装している。


◇航空自衛隊


F-3A〈テンペスト〉


 航空宇宙自衛隊の最新鋭主力戦闘機。

 イギリス・イタリアと共同開発・生産した第五世代戦闘機で、F-35〈ライトニングⅡ〉戦闘機よりも大柄であり、胴体内兵器倉には各種ミサイルを搭載可能。


F-15EJ〈ストライクイーグル〉


 航空宇宙自衛隊の戦闘爆撃機。

 『東アジア戦争』で損耗した戦闘機群の補充を目的にライセンス生産されたもので、日本製の電子機器を多く採用している。


E-787〈J-WACS2〉

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