20240708-1
早めに息子を保育所から回収し、皮膚科に連れていった。肌が弱く月一回は通っているのだ。
そして、薬局にいるときに元彼から連絡がきた。何人か元彼がいてややこしいので、ここではタケオとする。大学生の時に付き合っていた一つ年上の先輩だった。
何かと思えば「休職した」とのことで、よくよく理由を聞いてみると「コロナの後遺症かうつ状態か……病気ではあるような、ないような」とのことであった。
コロナ後遺症に苦しんでいる方々は多いと記事で読んだことがあったが、そんなに身近にいるとは思わなかった。どうやらタケオは「いつも寝起きみたいにボーッとする」「左手が上手く動かない」「動悸がする」らしい。この辺りは人によって違うと思うが。
私は障害年金がおりているので、いざそうなったら詳しい話はできるよ、と伝えておいた。もちろんそうならないのが一番だけど。
ちなみにタケオとは、十年以上会っていない。彼は地元の岡山に帰りそこで就職して結婚して二児の父になった。
それでもやり取りが続いているので、タケオと付き合ってよかったと思う。あの当時は楽しかったね、と振り返り、それからは互いの子供の話をした。
付き合っている時、タケオの実家まで行ったことがあった。JRで岡山駅まで行き、車で迎えに来てもらったのだ。都会育ちの私にとって、岡山市から車で二時間のその場所は、本当に緑しかなくて驚いた。
タケオのご両親と妹さんにはあたたかく迎えてもらい、夜に花火をして泊まった。花火をしたというからには夏だったのだろう。その辺り、記憶は曖昧なのだが、一番よく覚えているのはカエルの鳴き声だった。一晩中それに囲まれて「田舎ってすげぇな、これが普通なのか」と慣れない布団の上で耳を澄ませていた。
タケオとの思い出は掘り返せば色々と出てくる。この日記のネタが少なくなった時に書いてもいいな。
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