20240702-3

 振り返ればとにもかくにも文章を書きたがる子供だった。

 小学生の時、プール掃除が「すっげー楽しかった」ため、そのことを作文に書かせろと担任の先生にお願いしたことがある。巻き込まれたクラスの皆、ご愁傷様。

 中学生の時は流行りを何年も先取りして令嬢ものを書いていた。ルーズリーフにシャープペンシルで。友人に挿し絵を描いてもらい、仲間内で回し読み。評判は良かった。

 高校生の時にケータイを手に入れたので、エキサイトブログを始めた。そこで爆誕したのが「狩姫」である。当時のポエムだけ抜粋してまとめたのがこちら。


イレイサァ。。

https://kakuyomu.jp/works/16818093073260590333


 ブログ本文も残っているが、友人の名前が全て実名なので公開することはないだろう。

 それと前後してはてなブログも始めた。こちらは現在鍵をかけているが存続している。二十九歳くらいまで書いていたようだ。

 大学生になってからは紙の日記をつけており、全て保管している。私が死んだら処分してくれと夫に頼んでいる例のブツである。とても世間には公表できないことばかり書いている。

 小説家になろうで初めて長編小説を完結させたのが二十五歳くらいの時。当時(今もか?)大流行していたVRMMORPGをベースとした恋愛ものだ。

 それからカクヨムに登録して何作か書いて、仕事の関係で創作からは一旦離れた。しかし、はてなブログは続けていたようでその頃の記録は残っている。

 三十歳の時に妊娠。この頃はまとまった文章は書いておらずいわゆる「マタ垢」を作りツイッターで日々のことを呟いていた。それが出産で「ママ垢」になった。

 育児記録はぴよログというアプリでつけていた。息子が一歳半くらいまでは数行の日記をつけていた。

 息子が三歳くらいの時に卒乳し、自身の体調の変化もあり、創作に復帰。そして今に至る。

 ……とまあ、自分が「文章を書いてきた」遍歴を書き出してみた。なんやかんやで私は常に書いている。食後の歯磨きのように当然の行為らしい。

 なので文章を書く時に工夫はすれど努力はしたことがなくて、活字嫌い作文嫌いの夫には、私が奇妙に見えるらしい。

 この日記がいつまで続くかはわからない、小説という形で文章を書くこともそうだ、惣山沙樹という「ロール」を捨てたくなることもあるかもしれない。

 まあ、過去の作品については消すことはないのでご安心ください。二十五歳の時の処女作に未だに新規に読者がついているのを見て「まあ置いとくもんやなぁ」と思っているので。私の文章が必要な時に必要な人に届くケースもあるのでしょう。

 書くことは楽しいので、多分死ぬまでやってると思います。

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