鏡供養 二十句
みきくきり
鏡供養 二十句
春眠や
吐息ひとつふたつ揺れつつちらす
穢れなきこと恥辱なり少年の指
十字架を小函に寝かせ春終はる
夢見つつ喰はれゆきたる緋鯉かな
根の国につまおくる夜雨甘し
水中花ぬすみ棄つ初恋をおそれし
母知らぬ少年の夏蛇を裂く
悪夢降る夜に飽きし
ゆくさきは
検屍解剖されつつ夢を見る
恋
それなりに生きるふりする
鏡供養 二十句 みきくきり @custom-season
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