Rain sound
あめが見たくなった。
でも、雨音が聴きたくなった。
妙に心地の良いあの音が僕は好きだ。
なんとも言えない
ぽた、ぽた。
という高くて可愛い音。
背景ではザーっと雨が打ち付けているのに
まるで世界が違うようだなって。
丸っこくて
少しずつ少しずつ大きくなって
ぽた。
その音が好き。
君はどう?
可愛いなぁって思わない?
思わない…?
まあ、
彼らは
頑張ってないかもしれないけどさ、
頑張って大きくなってって
落ちる。
なんか人みたいだなぁって
思っちゃう。
ぼーっとしていたら
直ぐにおとなになっちゃって
頑張ったっていつかは死んでしまう。
ほら!
雨粒みたいじゃない?
そういえば小さい頃は、
死んだらお星さまになるって
本気で思ってたっけ。
あぁ、そうやって考えたら天も見たくなっちゃった。
どちらも小さなものの集まりだけれど
やっぱり違う。
2つとも一緒に見れる世界線、
ないかなぁ。
あったらいいなって僕は思うよ。
見るまでは
しがみついて、落ちないように。
憧れて、輝かないようにしないとな。
なーんてね
じゃあ、また今度。
おやすみ
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