本気で異世界を構築する〜手探り構想メモ編〜

本気で異世界小説をつくる人

プロローグ.まずは既存の世界を観察しよう

はじめまして。私は本気で異世界を作りたい人です。

異世界を作ると言っても、どのように作ればいいかわからず、さっそく停滞ムードが出ていますが…。というわけで、まずは今回作る異世界とは別の、いうなれば既存の世界を参考にしたいわけです。


さて、異世界を作る基盤として、最初に作りたいものは以下の通り。

・地形、海洋

・気候(気温、降水)

・植生

・エネルギー源(個人的にやはり「魔力」はあったほうが嬉しいですね)

・歴史(文化圏、政治、食文化)

・宗教

・産業

・交易


こんなものでしょうか。1つ目の「地形、海洋」をしっかりと設定できればあとはある程度芋づる式に作れる気がします。

異世界を作るには大雑把に言うと「歴史」が必要ですからね。そこを周辺に観察していきたいです。


というわけで、ここにある世界を持ってきました。この世界を参考にしましょう。おや、ちょうど我々と同じ言語を使う国があるので、この世界での固有名詞はこの言語で表記しようと思います。


どうやらこの世界の舞台は「太陽」と呼ばれる恒星の第三惑星にあります。惑星一つのみの文明のようで、科学技術自体は発展しているものの、本格的で大規模な宇宙進出にはまだ時間がかかりそうですね。ただしこの惑星、「地球」の衛星軌道にはたくさんの人工衛星が周回していて、ひときわ大きいものにはこの星の人間が滞在しているみたいです。

ちなみに、私が作りたい異世界の「現代」はさしたる科学技術もない時代のイメージなので、あとでそれくらいの時代までの歴史でも見てみましょう。

なるほどなるほど、魔法がなくてもここまで発展するものなんですね。ただし、魔力とは違いこの星の文明を支えているエネルギー源は底が見え始めているようで、その他にも思わぬ副作用として星の自然環境は大きく変動しているようです。宇宙進出を焦って行っているのも、そのためかな?


地球を回してみて、見られた大陸は6つ。あとは大陸周辺や洋上に島がたくさんあります。山脈もよく見えます。火山活動によって現れた山々の他には、様々な理由で隆起してできた山地もあります。これらの山脈は険しいですね。文化を分断するのに使えそうです。内陸の方を見てみるとビッグサイズの丘のような、なだらかな山地が見えます。古くからあった山地が年月を経て侵食されていったものですね。なんだか資源が取れそうです。文化をゆるく隔てて、かつ争いの種に使えそうです。

太陽光が一番良く当たる緯度を中心に、風の吹き方は南北でおおむね対称形ですね。大気循環や季節の影響である方向に長期間吹いている風も見られますね。この風を使えば帆船時代の航海はやりやすそうです。

気温や降水量などの環境が多様なため、いろいろな植生が見られます。中には香辛料やその他嗜好品として世界中で好まれる植物もあり、貿易が捗りそうです。

海流も多いですね。流れの起点などが原因で冷たい寒流と温かい暖流があります。暖流と風がうまくマッチして、高緯度にもかかわらず比較的温暖な地域がありますね。この地域では農業やその他の文明が大きく発展しているように見えます。


流石にこの土地は広すぎるので、「異世界」の舞台となる地域のモデルを決めておきましょうか。やはり、「ヨーロッパ」と呼ばれる地域は他の異世界モノでもよく見ますし、モデルにしたい時代である、中世末期〜近世初期、の時代には経済力や政治的まとまりも東方に比べてまだ未熟で、ちょうどいい感じですね。宗教がしっかり定まっているのもいい感じです。これは試練の作りがいがありますよね。


こんな感じでしょうか。歴史についても同様に観察しましたが、長くなるので省略させていただきます。


次回からは、コレをもとに異世界の設定をしていこうと思います。

指摘、アイデア待ってるぜ!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る