白と黒の交わる世界
天海うな
第1話悪魔の子と呼ばれた少年
「もう朝か・・・師匠起こさないとな」
俺はグラン・フォーカス人里離れた草原で師匠のリアナ・クリアと2人で暮らしている。師匠はとても朝が弱く毎朝起こして朝食も作っている。でも魔法の扱いはトップクラスの実力を持っている。
「師匠朝ですよ起きてください・・・ってもう起きてたんですか」
「ん?あぁ遅かったねあたしは、お前が起きる30分前に起きたよ」
「なんでそんなに早く起きたんですか?いつもはこんなに早く起きないのに」
「なんでって可愛い弟子がこの家から出てウォルスト魔法学園に行ってしまうからさみしくて」
そう言いながら抱き着いてきた。よほど寂しいのだろうかいや、師匠に限ってそれはないだろうな。あれは俺がまだ幼かったころ巨大な蛇に丸呑みにされそうになった時助けもせずに面白がって笑うような人だからな。しかも学園に行くように手続きしたのは師匠の癖に。
はぁとりあえず朝食作ろ。
「師匠いい加減離れてください今から朝食作りますから」
師匠を離し朝食を作り、学園へ向かう準備をした。まぁ準備といっても大したものはない。あるといえばこの、この師匠から貰った剣くらいだろうか。
魔法が上手く扱えない俺が魔物や魔獣なんかと戦うために必要な武器だ。この剣に魔力を乗せると自分の属性の魔力斬撃を飛ばしたりできる。俺の場合は炎の斬撃が飛ばせることができる。
「師匠そろそろ出発しますね」
「ちょっと待て渡したいものがある」
「なんですか一体」
「これだ、このローブを着てくれきっと似合うぞ」
師匠から黒色のローブを受け取り着て見せた。師匠曰くこのローブには耐熱性に優れていていつ俺の魔法が暴発しても身を守れるようになっているらしい。
「どうですか、師匠」
「おぉやっぱり似合ってる、我ながら天才だな」
師匠は腕を組みながら深くうなずいた。
「じゃあ今度こそ出発しますね」
「待て最後にもう一つ、決して感情任せになってはいけないぞお前は特別なんだからな」
師匠の言う特別とは俺が昔幼馴染のメリア・ランリスと森で遊んでいたとき魔獣に襲われ恐怖とメリアを守らないといけないという使命感でパニックになり炎魔法が暴走し森が半壊。幸い二人ともケガはなかったが魔法が暴走したと同時に闇魔法の力が開花した。だが闇魔法はあまりの強さを誇ることから悪魔に魂を売った魔法といわれておりその
だが、制限をかければ代償は少なく命を失うことはないが使用者の魔力制御能力に依存するため俺は師匠からは闇魔法の仕様を禁止されていた。
通常、魔法属性は一人一属性とされており一人で二属性を持つ者は世界に災いをもたらすとされていてそれを知った村の人達から悪魔の子と呼ばれ元居た村を追い出されてしまい途方に暮れていたところを師匠に引き取られたのだ。
まぁそんなことがあり師匠は人前で闇魔法を使わないよう注意を促してくれたのだろう。
「はい、分かってますよ。それじゃあ師匠行ってきます」
「あぁ、いってらっしゃい」
俺は師匠と過ごした家を離れ学園がある魔法都市ロアオリスへ向かった。
魔法都市ロアリオス、そこは魔法技術が発展した都市でありその卓越された技術を 学ぶためにこの街に訪れる者もいるほどだ。そしてこの街の東側にある大きな建物が
これから通うウォルストン魔法学園だ。ここは全寮制の学園で今日からこの寮に住むことになる。
寮は一部屋二人でグランのほかにもう一人いるはずだが部屋には誰もいなかった
「荷物は置いてあるしどこかに行ってるのか」
「おや?誰かいるのかい」
入ってきたドアの後ろから声が聞こえたから振り返ると不思議そうにこちらを見ている青年がいた。
「この部屋に何か用でもあるのかい」
「えっと、今日からこの寮に来たグラン・フォーカスだよろしく」
「君がルームメイトか、僕はエルド・リオッド今日からよろしく僕のことはエルドって呼んでくれ」
「じゃあ俺はグランでいい。よろしくなエルド」
「うん、よろしくグラン」
お互いに挨拶を済ませしばらく談笑「もう朝か・・・師匠起こさないとな」
俺はグラン・フォーカス人里離れた草原で師匠のリアナ・クリアと2人で暮らしている。師匠はとても朝が弱く毎朝起こして朝食も作っている。でも魔法の扱いはトップクラスの実力を持っている。
「師匠朝ですよ起きてください・・・ってもう起きてたんですか」
「ん?あぁ遅かったねあたしは、お前が起きる30分前に起きたよ」
「なんでそんなに早く起きたんですか?いつもはこんなに早く起きないのに」
「なんでって可愛い弟子がこの家から出てウォルスト学園に行ってしまうからさみしくて」
そう言いながら抱き着いてきた。よほど寂しいのだろうかいや、師匠に限ってそれはないだろうな。あれは俺がまだ幼かったころ巨大な蛇に丸呑みにされそうになった時助けもせずに面白がって笑うような人だからな。しかも学園に行くように手続きしたのは師匠の癖に。
はぁとりあえず朝食作ろ。
「師匠いい加減離れてください今から朝食作りますから」
師匠を離し朝食を作り、学園へ向かう準備をした。まぁ準備といっても大したものはない。あるといえばこの、この師匠から貰った剣くらいだろうか。
魔法が上手く扱えない俺が魔物や魔獣なんかと戦うために必要な武器だ。この剣に魔力を乗せると自分の属性の魔力斬撃を飛ばしたりできる。俺の場合は炎の斬撃が飛ばせることができる。
「師匠そろそろ出発しますね」
「ちょっと待て渡したいものがある」
「なんですか一体」
「これだ、このローブを着てくれきっと似合うぞ」
師匠から黒色のローブを受け取り着て見せた。師匠曰くこのローブには耐熱性に優れていていつ俺の魔法が暴発しても身を守れるようになっているらしい。
「どうですか、師匠」
「おぉやっぱり似合ってる、我ながら天才だな」
師匠は腕を組みながら深くうなずいた。
「じゃあ今度こそ出発しますね」
「待て最後にもう一つ、決して感情任せになってはいけないぞお前は特別なんだからな」
師匠の言う特別とは俺が昔幼馴染のアリス・ランリスと森で遊んでいたとき魔獣に襲われ恐怖とアリスを守らないといけないという使命感でパニックになり炎魔法が暴走し森が半壊。幸い二人ともケガはなかったが魔法が暴走したと同時に闇魔法の力が開花した。だが闇魔法はあまりの強さを誇ることから悪魔に魂を売った魔法といわれておりその
だが、制限をかければ代償は少なく命を失うことはないが使用者の魔力制御能力に依存するため俺は魔力制御がへたなので師匠からは闇魔法の仕様を禁止されていた。
通常、魔法属性は一人一属性とされており一人で二属性を持つ者は世界に災いをもたらすとされていてそれを知った村の人達から悪魔の子と呼ばれ元居た村を追い出されてしまい途方に暮れていたところを師匠に引き取られたのだ。
まぁそんなことがあり師匠は人前で闇魔法を使わないよう注意を促してくれたのだろう。
「はい、分かってますよ。それじゃあ師匠行ってきます」
「あぁ、いってらっしゃい」
俺は師匠と過ごした家を離れ学園がある魔法都市ロアオリスへ向かった。
魔法都市ロアリオス、そこは魔法技術が発展した都市でありその卓越された技術を 学ぶためにこの街に訪れる者もいるほどだ。そしてこの街の東側にある大きな建物が
これから通うウォルストン魔法学園だ。
ここは全寮制の学園で今日からこの寮に住むことになる。
寮は一部屋二人でグランのほかにもう一人いるはずだが部屋には誰もいなかった
「荷物は置いてあるしどこかに行ってるのか」
「おや?誰かいるのかい」
入ってきたドアの後ろから声が聞こえたから振り返ると不思議そうにこちらを見ている青年がいた。
「この部屋に何か用でもあるのかい」
「えっと、今日からこの寮に来たグラン・フォーカスだよろしく」
「君がルームメイトか、僕はエルド・リオッド今日からよろしく僕のことはエルドって呼んでくれ」
「じゃあ俺はグランでいい。よろしくなエルド」
「うん、よろしくグラン」
お互いに挨拶を済ませしばらく談笑をしていた。どうやらエルドはこの寮に3日前からいたらしくこの辺りの店なんかを調べていたみたいでおすすめの飲食店を教えてもらった。
そんなことを話していたら日が暮れていて一日が終わろうとしていた。
これか始まる学園生活を夢に見ながらグランは眠りについた。
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