第12話 ハミルカンパニー 12 やってらんないよ
髪をバックに、スーツを新調し、新たなスタートを切る
4月に営業事務から営業になったメロン
相変わらず優秀だ
仕事は早く要領もいい
報告も的確で
取引先からの信頼も得ているようだ
「ミナア課長
クックルサ文具にこの企画提案したいのですが」
「見せてくれ」
「ファイル販売に注力したリベート企画です」
「うん、やってみろ」
活力がある
この女は外に出て活動する方が向いている
本人もそういった風に感じている
あとは結果である
優秀さと売上は必ずしも比例しない
・・・・
ミナア課長の采配であるから
メロンが爆破的な売上を達成すること
シュンの営業事務としての能力を開花すること
人事部に啖呵を切った以上
これを半年以内に成し遂げる
・・・・
シュンは
「やってらんないよ
メロンさん、クソっ」
腐っている
忍耐力と持続力
シュン
弱しお前には、今日も
木蓮の花があの涙を唄っている
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