骸骨公爵様の溺愛聖女
屋月 トム伽
第0話 プロローグ
「リリアーネが逃げた?」
「逃げたかどうかは……ただ、元気に「お世話になりました」と言って、邸を飛び出してしまいまして……」
また逃げられてしまっている。でもすぐに見つかる。リリアーネには、俺の印を付けている。
見つけられるのは、俺だけ。俺だけが、リリアーネと繋がっているのだ。
しかし、俺を思い出した途端に、逃げ出すとは……昔と変わらないリリアーネを思うと、笑いが零れる。
ずっとずっと長い間探していたリリアーネ。やっと見つけたんだ。二度と離さない。今度こそ、リリアーネのすべてを手に入れる。
「では、リリアーネを捕まえに行くか」
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