【短歌】夏の思い出/中学生

kozen-ta

夏の思い出/中学生

夏休み前の球技大会校庭に響く大声援が





ペタンコの黒マディソン 校内でひとりだけ黒 僕はドヤ顔





バスケ部100人テニス部100人 夏前にゴッソリ退部で





スプリンクラーの撒き水で虹、空にも虹。歓声上がる放課後





あのさ俺さと突然のカミングアウト仲間意識高まる夏





あの子やらかしたらしいと出回る噂転校していった彼女





金八先生は所詮作り物リアルは洒落にならんのよ





朝六時の公園、蝉フェス開始 マラソン予定がダベリング





期末前ながら勉強ラジオつけ問題解く手が遅くなり





差し出された檸檬甘酸っぱいエール君は黙ってタオルくれた





チェリオと焼きそばパンだらだらおしゃべり部活帰りの定番





帰りのバスを待つ時間のボッチ多摩川は近いよ246





真面目に勉強三年生図書館仲間と取り組んだ夏





夢中になった深夜ラジオ密かに憧れDJの仕事





全米TOP40でアメリカとロックのカッコ良さ学んだ





十五の初夏 受験校選んだ理由知り 友大人に見え










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