何を信じて良いわけ?
天川裕司
何を信じて良いわけ?
タイトル:何を信じて良いわけ?
俺はクリスチャン。教会に通い始めて40年が過ぎた。
イエス様が荒野で忍耐されていたのも40年。
出エジプト記にある、人々がさまよい続けたのも40年。なんか40年って、1つの節目のような気もする。
でも俺の信仰には、その節目が訪れてるのかどうかもわかんない。
俺は薄仰(はっこう)のクリスチャンだ。
今している仕事はシナリオ書き。
いろんな作品をこれまで書いてきた。
これからも書き続けるつもり。
そしてブログも管理していて、そのブログには礼拝内容をアップしている。毎週日曜日に更新。
そして俺の作品の全ては、いろんな所に
チョウチンアンコウのチョウチンのようにばらまいて置き、
それに引っかかった…いやいや興味を覚えた
1人でも多くの人がブログにたどり着き、
そこで礼拝をしてもらう。それが本望だった。
またある時、もの思いに暮れていた。
この世には正義と悪魔がいる。
ドンダケ神様の恵みがその人に降り注いでも、全く信じない人もいる。
俺は教会でその人たちのことを思い、
「そういう人たちって、一体どうなるんですか!?神様を信じない人は救われないんでしょう?そう教えてきたじゃないですか?」
「だったらその人たち、生まれてこないほうがよかったんじゃないですか!?」
そう叫ぶように言った後、ふとまた考えを改め、
「でもその人たちも多分、最後の最後には救われてるんじゃないかな。昏睡に落ちた時とか、人知れず独りでいる時とかに…」
そんなことを半ば信じるように思っていると、
YouTubeやいろんなところから牧師の声が聞こえる。
「何を言ってるんだ君は?」
「それも全部、君が勝手な解釈をして…」
聖書の解釈が間違えてると言ってくる。
何を信じて良いか分からなくなった俺。
中には面と向かってそう言ってきた牧師もいた。
そして俺は持ち前のパニック症で生活ができなくなり
荒野にたたずむように街中でうずくまっていた時。
神様のような光が現れ…
「…すべては私の御手の中に…」
と言った気がした。
その後、俺はまた気力を持ち直し、生活に戻り、教会に行ってその事を話した。
自分に起きた奇跡のような出来事。
するとまた、
「何を言ってるんだ君は?」
「それも全部、君が勝手な解釈をして…」
聖書の解釈が間違えてると言ってくる。
また何を信じて良いのか分からなくなった俺。
でも、俺に与えられた経験だけがモノを言う。
聖書を読んで、直感で信じたことだけを信じれば良い。
神様に言われたと信じられることだけを思い、信じれば良い。
「多分それしか人間にはできないんじゃないか?あの牧師もこの牧師も、あの教会員もこの教会員も、これから牧師になろうとしている人も教会員になろうとしている人も、結局は自分に与えられた人間の主観と感覚、それで物事を信じているだけなんじゃないの?あなた達の言う聖書を解釈してるだけなんじゃないの」と。
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=NT4BrWtCxr8&t=2s
何を信じて良いわけ? 天川裕司 @tenkawayuji
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます