君に逢いたくて
@SHEPU1990
第1話 整理
なんでこうなったんだろう・・・。 私は何をしたんだろう。
ただ楽しんでいた、ゲームのようだった、集中していた、生き生きしていた・・・。
そして、嵌ってしまった・・・?
私の家族、知り合い、その知り合いの家族、道行く人たち・・・。
いなくなった。
私のせいなの? 仕事は成功していたはずだった・・・。
ガッツポーズをした途端、衛星が地球へ落下した。
それが始まりだった・・・。 戦争が始まった、第三次世界大戦だ。
戦争は終わった。
被害が大きかった。
全人口の8割の人が消失した・・・。
色々なものが視界から消え去ってしまった。
でも、私の前にはカメラがいる。しきりにレンズと目が合ってしまう。
カメラが微笑んでいる。あなたは私の罪を許してくれているの? 罪って何?
上司に言われてやったことだ。
私も助けたかった。
みんな望んでいた?きっとそうだった!
体が動かない、固定されている?
いや、縛られている。
そういえば私の裁判があったんだ。
どうやら死刑になってしまったようだ。
かわいそう、哀れ。
みんなうれしいの?
カメラのレンズの瞳が微笑んでいる。
首にロープが輪っかになってはめられている。
足元には四角い切れ込みがある。
TVで見たことがある。
その床外れるんでしょう?
宙ぶらりんになるんだ。
手と足がロープで縛られている。
抵抗できない。
床が口を開けた。
口の中は真っ暗だ。
おなかすいてるの?
首のロープが締まる、苦しい、息ができない、 涙が止まらない、悲しくないのに・・・ 痛い、痛い、痛い? 痛くない?頭がぼーっとなってきた。
視界が白い、目を開けてるのに、不思議・・・。
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