レネゲード(反逆者)〜国家に仇なす反逆者として世界に蔓延る悪政をチートスキル【悪食】で全て喰らい尽くして成り上がる!〜(最終的には諸悪の根源に復讐します)

青 王 (あおきんぐ)👑

第0話 プロローグ





 ここは《フィフシス》という俺の故郷の村が場所だ。

 そこは見渡す限り一面が大量の血で赤く染まっていた。


 俺は目の前の状況に絶望し膝をつき、項垂れていた。

 そんな中、眼鏡をかけサラサラとした髪を綺麗に分けた男が少し口角を上げながら俺に話掛けて来る。


「貴方、ここの生き残りでしょう?」

 

「……何故そう思う?」


 男の言葉に対し、俺は怒りを押し殺しながら男を睨みつけそう言った。

 

「ふっふっふっ。いやいや。この凄惨な現場を見て項垂れるなんて、ここの生き残りとしか考えられないでしょう。私をなめているのですか?」

 

「ふっ。まぁ確かにそうかもな。で? ここの生き残りである俺をお前はどうするつもりなんだ?村の人達と殺すか?」


 俺は男を睨みつけながらそう言うと男は両手を上にあげながら首を横に振った。


「殺す? そんな事するわけないでしょう。言ったでしょう? 私はここに確認をしに来ただけだと。それ以外の事は何も命じられていないので、私は何もしませんよ」

 

「あっそ。じゃあ俺の故郷を潰されたこの怒りとか憎しみとか理不尽とか絶望とか……。その全部は何処にぶつけたらいい……?」


 俺はそう言いながらゆっくりと立ち上がり男に向かってそう言った。

 すると男は俺を見つめ、ニヤリと笑った。

 

「いいですねぇその表情……。憎しみに満ちていらっしゃる……! ゾクゾクしますねぇ」

 

「お前がゾクゾクするとか知らねぇよ。なぁ答えろよ……。俺はどこに行けばいい……? 誰をぶっ飛ばせばこの気持ちは晴れる……?」

 

「さぁ?先程も言いましたがそれは教えられません。ここで教えてしまったら何も面白くないでしょう?」


「そうか……。じゃあ待ってろ……。俺は必ずお前らに復讐してやる……!」


「くっふっふっ。えぇ。お待ちしておりますよ……」



 俺が怒りと憎しみをあらわにし、復讐すると宣言したのにも関わらず、男は不敵な笑みを浮かべそう言った――――





 ☆☆☆☆☆★★★★★


 数ある作品の中からこの作品を選んで、プロローグを最後まで読んで頂きありがとうございます!


 今後も読み続けてもいいかなと思って貰えたら是非↓↓↓のように、☆評価を頂けると作者のモチベーションがぐぐーんと上がり、大変励みになります!


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 青 王(あおきんぐ)

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