家族を殺された少年の復讐記〜家族を殺されたので最強目指します〜

相原英景

プロローグ 家族を殺された少年

 私は桜田美月さくらだみつき、久しぶりに婚約者の黒木景くろきあきらの家に来ていた、今日は彼の父親の誕生日だからだ、家に入ると驚いて声も出なかった。血の匂いが鼻を突いた、壁を見ると返り血で真紅に染まった壁、床には、大人の男女二人と少年と少女、それらを殺した殺し屋が血を流して死んでいたそれと、すべてが純白に所々に血の跡がある刀を持つ少年、彼は、私を見ると鞘に刀をし、どこかに走って消えてしまった、けど私が見間違えるはずもない、彼は間違いなく、黒木景、私の婚約者だ‼


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 俺は近くの川でうずくまって、鼻をすすりながら泣いていた。俺は両親、姉、弟を同時に失った、俺の家族を殺した、殺し屋は俺が切り刻んだ、あのときの感触はまだ手に残っている。俺は川の水で顔を洗って、歩き出した、いつまでもくよくよするなと自分の心に鞭を打って立ち上がった、もう泣かない、もうくじけない、悲しみなんていらない、俺の家族を殺した元凶を殺して見せる。

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