事件

帰りたくないが…?まぁ仕方ないからとりあえず帰るか…。

「…ただいま」

「あんた何したかわかってんの?!」

「何の話よ」

ほんとに何の話よ。

「あなたがあの三面鏡が倒れるように調節したんでしょう!」

「は?してないけど」

私がしたのは掃除だけ。部品を緩めたりなんかはしてないし、そもそも倒れるように仕組むのは難しいんじゃないかな…。

「とにかく、あの三面鏡が倒れたせいで妹が怪我して入院したのよ!」

はぁ…だいたい想像が着いた。きっと妹は私が鏡の前でくるっと回ってた時覗いてたんでしょう。全ての鏡に写るのが羨ましくなっていない間に三面鏡を動かそうとして倒れたんじゃないの?それが私のせいだなんてもう嫌。

死んでもいいくらいもう全てがどうでも良くなってきた。はぁ…

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