はっきり言ってとても残念で不愉快です。
自分は『黒歴史祭』に三作品を応募しました。
確かにどれもくだらない作品かも知れませんし、格式ある文学作品とはとても呼べないものばかりだと思います。また自分の失敗談を面白おかしく書いて大勢の人の目に晒すなど許容し難いと考えている貴方のような方も少なからずいるのかも知れません。
しかし自分としてはどれも文体や技法を駆使し、展開や落とし方も考え抜いて一生懸命書き上げた大事な作品です。それを「くだらない」とか「がっかりした」などと軽々しく否定して欲しくなかったです。
もちろん読みたくないものを無理に読む必要はありません。
コンテストや作品にどんな感想を抱こうともそれは個人の自由です。
けれどそれならば黙ってスルーするべきです。
なにもこのように公言する必要はないはずです。
これを読んで本当に哀しい気持ちになりました。
そしてこんな気持ちになってまでカクトモ関係を続ける必要はないと思いました。
これまで拙作にたくさんの応援や感想、評価をいただきありがとうございました。
お元気でお過ごしください。
さようなら。
作者からの返信
那智 風太郎さま
コメントありがとうございます。
ご不快な思いをさせてしまい申し訳ございません。
くだらないとかつまらないといった強い言葉を用いて、コンテストに参加された作品全体を貶しているような文章になってしまったことを猛省しております。
個人的に件のコンテスト企画は、企画そのものが非常にSNS的だと感じ、それは自分の創作姿勢に沿わないものだったので、みなさんと同じ気持ちで盛り上げていくことが難しいと判断し遠ざかりました。
那智さまが参加されているのも存じていましたが、上記理由で拝読しておりません。
自分がコンテストに合わないと感じたということで、決して特定の方の作品あるいは参加作品すべてを文学的ではないと批判したり、失敗談を晒すことが許せないと思っているわけではありません。
ただ私はいくつかの参加作品を見る中で、誰かを非難するような内容を黒歴史として投稿する作者さんの人間性やコメント欄での強い同調の言葉たちにがっかりした気持ちになりました。その気持ちは決して作品の否定ではなく、私が感じたありのままの感想です。
那智さまが仰るとおり、不快な気持ちををわざわざ表明する必要もなく黙ってスルーすべきとの考えから、今まで黙っていました。
しかしこのエッセイは心機一転で始めたもので、嘘偽りない自分の気持ちにを語りたいとの思いがあり、このような本音の内容を書き記しました。
しかし那智さまに不愉快な思いを抱かせてしまい、やはりこのような内容をエッセイで表明する必要はなかったと反省しています。
このたびはご不快な思いをさせてしまい本当に申し訳ございませんでした。
こちらこそ今までのご交流誠にありがとうございました。
那智さまの今後のご活躍を心よりお祈りします。
キユさんの本音を書きたいというお気持ちは応援します。それは否定されるべきものではないと思います。
ただ、既にあるコメントのやりとりを見てしまって、お二人とカクトモである私は悲しいです……。
那智さんの作品は、とってもよく練られていて、すごく面白かったんですよ。だから読んでみろということでも、考えを改めろということでもないのですが、楽しませていただいた者もいるということを、お伝えしておきたくって。
カクヨムにはいろんなスタンスや考え方の人がいますし、企画もいろいろです。自分と合う場合、合わない場合、あって当然かと思います。
しかし、それを強制されているのでない限り、キユさんが選んだ「離れる」という道がありますから、自分の好みに合わないことでも、誰かが楽しめる企画であれば、それは「あって正解」だと私は思います。
多様性ってやつです。
投稿サイトやSNSは人間が作った自己表現の場であり、つまり道具ですから、自分に相応しい使い方をすればよく、それ以上でもそれ以下でもないと思います。占いと同じで、自分に良いものだけ取り入れて、上手に使っていけたら、楽しいですよね。
作者からの返信
こよみ様
コメントありがとうございます!
那智さんの実力やお人柄は存じていますので、参加作品もきっとすばらしい作品なのでしょうね。
こよみ様の仰るとおり、楽しんでいる人がひとりでもいればそれは価値のあるものだと私も思うので、自分が気に食わないからと排除しようとすることはあってはならないですね。
私が件のコンテスト自体に違和感を抱いて遠ざかったことについて、具体的な経緯を省き強い言葉だけを使うことで、結果的にすべての参加作品を批判しているような文章になってしまいました。
本音だからといってどう書いてもいいわけではなく、物書きとして恥ずべきことでした。
私は合わないものからは物言わず離れるべきだという考えでおりますが、そうまでして周りに合わせられない自分のこだわりの強さに悩んでもいました。
コンテストの件以外にもずっとカクヨムで悩みがあり、プライベートでも自分はなんてダメなんだと思ってばかりの状況で、このエッセイに心のモヤモヤをひとつでも吐き出して今の自分を正当化したかったんだと思います。
そんな私のエゴで読者の方を不快にしてしまったことを反省しています。
自分は本当にダメ人間なのだとわかりました。こよみ様の仰るように、自分なりにカクヨムを上手に使えたらいいなと思い試行錯誤してきましたが、今回のことでなにか吹っ切れたような気がしております。
創作とカクトモさんを大切になさっているこよみ様にも悲しく不快な思いをさせてしまい、本当に本当に申し訳ありません。
こんな私にいつも丁寧な言葉をくださって、本当にありがとうございました。